探偵神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件/FCD-アドベンチャー

子とも向けだったファミコンに突如登場したハードボイルドキャラクター、神宮寺三郎によるシリアスなアドベンチャーゲーム第一弾。
謎解きもも当時としては難易度が高く、内容もハードだったようです。

神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件のゲームストーリー

一人の男が待っていた……。
~前略
 オレ? 神宮寺三郎。新宿に事務所を持っているおかげで、仕事にはあぶれないでいる私立探偵だ。
 人は探偵のことを気安い相談所と思っているらしく、いろいろなことを頼んでくる。家出人捜しから、ボディーガードまで、いろいろと。そうそう、一昨日の雨の日には、表通りのバーのママが、飼っている子猫の姿が見えないので捜してくれと言ってきた。いくら生活のためには仕事を選ばないといっても、子猫捜しにはさすがのオレもまいったぜ。でも人のためになるっていうのは悪い気がしない、気分のいいものだ。おまけに、そいつが商売になればなおさらだ。酒もうまく飲めるというわけだ。
 新宿中央公園からいくつもの高層ビルの下を、地震のことを考えながら歩き、電車のガードをくぐり抜けると、つい数分前とは全然違う顔を持った新宿駅東口に出る。新宿の街に共通していることは、どこでも、いつでも人があふれていることだ。特にこのあたり、新宿駅からオレの事務所のある歌舞伎町までは、何時でも人がいる。朝には朝の、夕方には夕方の、夜中には夜中の顔を持った人間が行き交っている。まったく、人間というのは忙しい動物だ。
 忙しい動物の集る街のド真ン中に、オレの事務所がある。西口の近代的な高層ビルと共通しているのは、地震が来たら……、という心配だけだが、そこら中に人間の臭いが染みついている、なかなかの建物だ。暗く、急な階段を登り、中に入ると一人の男が待っていた。淀橋署の熊野刑事だ。待たされたことに腹を立て、文句を言って来たが、約束をした覚えもないので、知らん顔をしていると、急に態度が変わり、相談があるという。憎めない人だ。洋子の入れてくれたコーヒーを飲む間も与えてくれないほどに急いでいるらしい…。
 話しを聞いて、いささか驚いた。
 さっきまでオレが歩いていた新宿中央公園で事件があったというのだ。それも殺人事件が……。
 被害者は若い女性というだけで、身許もわからなければ、証拠もないという。
 畜生! やってくれたな。この街で、この新宿で! オレの庭先で殺人事件とは、いい度胸だ。やってやる、必ず犯人を捕えてやる!
 熊野刑事、出かけよう! コーヒーは後回しだ!!

  • ハード: ファミリーコンピューター
  • メーカー: データイースト
  • ジャンル: アドベンチャー
  • 発売日: 1987年 4月24日

神宮寺三郎シリーズのサントラ・BGM

思えば神宮寺三郎って何か子供心をくすぐるキャラクターだったと思います。

探偵という実際は地味なんだけど架空の世界ではカッコよく思える職業、新宿を根城にする怪しくて一匹オオカミ的な存在感、そして洋子との関係性など。

そして何といっても「タバコを吸う」のコマンドでしょうね。

そういや最近、タバコを吸う描写がある絵本が発売停止になるとかのニュースがありましたが、分煙、禁煙がすすんだ現在だったら新宿中央公園殺人事件の設定も変わっていたかも知れないですね。

プロフィール見たら神宮寺三郎って29歳だそうです。
ずっと大人だと思ってたのにいつの間に年下になったんだ神宮寺三郎!

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