徳間書店から発売されたMSX用の雑誌にユーザーから投稿されたパズルゲームを元にしたファミコン移植版。
ゲームシステムはこれ以上ないってくらいシンプルながら、操作方法がユニークで結構地味に遊べる。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | 徳間書店 |
ジャンル | アクションパズル |
発売日 | 1985年12月21日 |
価格 | 5,200円 |
容量 | 512KB |
ゲーム概要
MSX版のLOTLOTLOTをLOTLOT(ロットロット)と短縮して移植されたアクションパズルゲーム。
1画面4×4の16個に仕切られた小部屋には、それぞれ上から落ちているボールが溜まって行き15個分溜まるとどんどん下段に下がってくる。
開発元は地味ながら良作を多く輩出しているHAL研究所。
プレイヤーが動かせるのは赤と緑のスティックが2つ。
まず赤のスティック を動かすと時間差があってから緑のスティック がまったく同じ動きを繰り返す。
Aボタンを押す事で赤スティック の部屋にあるボールが緑スティック の部屋にワープさせる事ができるのでなるべくボールを右側に移動させるのがコツ。
得点
右に落とすほど高得点になるが、難易度が高くなる。
- 0PTS
- 10PTS
- 30PTS
- 50PTS
コントローラー操作
十字ボタン | 赤スティックの移動 |
Aボタン | ボール移動 |
Bボタン | 使用しない |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
ステッカーキャンペーン
高得点を出したプレイヤーにはパスワードが表示され先着順でステッカープレゼントキャンペーンを行っていた。
特に純金ステッカーは中古市場で高値になっている。
- 純金ステッカー1000万点パスワードで10名限定
- プラチナステッカー500万点パスワードで100名限定
- ゴールドステッカー200万点パスワードで200名限定
- シルバーステッカー50万点パスワードで2000名限定
BGM
楽しげげで良いんだけど、1パターンしかないから飽きちゃうんだよな。
ゲーム内容同様にもうちょっとバリエーションが欲しかったところ。
ゲームレビュー
最初にロットロットを中古で入手した時、ソフトのみで説明書もなく操作方法が分からなかったのでかなり戸惑いました。
操作方法が良く分からないままゲームオーバーになる事3回目くらいで、やっと赤スティックを動かして時間差で同じ動きをする緑スティックの場所にボールを移動させるゲームだと理解できました。
プレイする前はジャケットデザインにカニの絵が大きく描いてあるから、きっとコイツが主役だろうな!と思ってたら実は最後の糸を切りに来るだけのヒール役でした。
評価できる点
ただひたすらボールを転がしワープさせ下に落として高得点を狙う。本当にそれだけ。
それ以外の事は何もない究極レベルのシンプルゲームなので老若男女だれでも遊べます。
そしてプレイヤーの相方が時間差で行動する自分の分身というのがとてもユニークで操作方法に慣れると結構面白いです。
マイナスな点
面クリアは、ボスキャラがいるわけでもなく、人質を救出する訳でなく、お宝がある訳でもなく、一定時間が経過するか一定のスコアに達するか条件はよく分かりませんが、唐突に次のステージが始まります。
だから、達成感はあまり感じません。
さらにステージが変わってもボールの色が変わってスピードアップするくらいでこれといった大きな変化はないのです。
まとめ
どのゲームにも似ていないという点で言えば本当にオンリーワンなパズルゲームです。
アイディアは非常に良いのに、もう少しステージ構成に工夫と主役のスティックを擬人化するなりしてキャラクター性を付けて欲しかったところかな。
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