ファミコン初のロボット+戦闘機の変型アクションゲーム。
ゲーム中のBGMはなし、シンプルすぎるキャラクター、結構な難易度も何のその、2種類の武器を使いながらロボットの歩行と飛行を自由に操れるのが大きな魅力。
機種 | ファミリーコンピュータ |
---|---|
メーカー | ジャレコ |
ジャンル | シューティング(横) |
発売日 | 1985年4月4日 |
価格 | 4900円 |
累計売上 | ?本 |
ゲーム概要
右横スクロール式シューティングゲーム。
プレイヤーは、自機イクスペルを操縦してロボットと飛行戦闘機に変形をしながらクリアを目指す。
ステージは、平野、海。砂漠。海、宇宙大陸、宇宙空間と展開。宇宙でエネルギーが減らない以外はそれほど大きな特徴の違いはない。
エネルギーコア
道中に置かれたエネルギーコアを取る事でイクスペルのエネルギーが20補給できる。
余裕がある時は取らなくてもOKだが、ずっととらないとエネルギーが切れてゲームオーバーになってしまう。
武器
攻撃方法は、速射可能な「パルスレーザー」、一定時間攻撃ボタンを押して溜め撃ちが可能な「ビッグバン」の2種類。
ボスを倒すのに必須の「ビッグバン」は、シューティングゲームの溜め撃ちの元祖とされている。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 ロボット時 上 : 武器を斜め上に向ける ロボット時 下 : 武器を斜め下に向ける |
Aボタン | 変形 |
Bボタン | パルスレーザー、長押しでビッグバン |
セレクトボタン | 使用しない |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
変形
ロボット型
地面を歩いて移動、エネルギーが減らない。
ジャンプボタンでジャンプする事ができる。
正面と右上右下45度角の方向にショットを発射可能。
海や地面の切れ目に落ちると1ミス。
戦闘飛行機型
高速で空中を移動、エネルギー減少。
レバーで上昇下降が可能だが地面や海面に衝突すると1ミス。
首を振った方向にショットを発射可能。
フォーメーション Zゲームストーリー
西暦2701年、 地球連邦は惑星ザナックの反乱勢力により
総攻撃を受け壊滅状態に追い込まれた。
地球連邦は、 ザナック軍の特殊兵器に対抗すべく、
可変戦闘メカ「イクスペル」で攻撃する。
BGM
電源を入れた時の起動BGMのみでゲーム中の音楽は一切なし。
フォーメーションZの裏技
ボーナス得点
イクスペルのエネルギー残量を00にしたまま宇宙空間に進み、ラスボスのジズィリアムを倒すと256000点のボーナスがもらえる。
ロボットのまま海を渡る
ロボット形態で海に落ちる寸前でタイミング良くAボタンを押してジャンプすると海面を進む事ができる。(失敗すると水没)
ゲームレビュー
フォーメーションZは、超時空要塞マクロスなどの人気で当時流行していた飛行機に変型するロボットを取り入れたゲームですが、かなりシブい出来でした。
評価できる点
マクロスが流行っていた当時の男の子にとっては飛行機からロボットに変形可能なのはかなり魅かれる要素であった事は確かです。
燃料がなくなるとゲームオーバーになったり、地味に背景が多重スクロールだったり全体的当時としては珍しいリアル志向だったのは評価できます。
マイナスな点
自機のロボット、イクスペル(なんかやらしいような名前だがそんな事はない)のグラフィックがショボイのでなんだか迫力に欠けるんですね。
おまけにBGMはなしだから、プレイ中は効果音のみがひたすら響きます。
なんか子供向けの設定のはずなのにゲーム自体は全く愛想がない硬派な内容なんです。
まとめ
このフォーメーションZの一番の魅力は、移動するのに空を飛んでも歩いても良いという自由度がある点でしょう。(海は飛行するしかないのですが)
調子に乗ってずっと飛行機のまま進むと海の途中でエネルギー切れで墜落してしまうこともしばしばあります。
コメント