まだジャイアント馬場が現役だった90年代前半の全日本プロレス在籍レスラーによるプロレスゲーム。
登場レスラーの面子もグラフィックもこの時代ならではの味わいがある。
機種 | スーパーファミコン |
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メーカー | 販売 メサイヤ 開発 ナツメ |
ジャンル | スポーツ |
発売日 | 1993年12月28日 |
価格 | 9,800円 |
容量 | 16MB |
ゲーム概要
サイドビュー、プロレスゲーム。
93年7月に発売されたスーパーファミコンソフト『全日本プロレス』のマイナーチェンジ版。
パートナーと協力してのツープラトン攻撃、リング上からのプランチャー技、複数レスラーが戦うバトルロイヤルモードなどが追加されている。
実在する16名のレスラーによるタッグマッチがメイン。
- ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田
- 三沢光晴&小橋建太
- 田上明&川田利明
- スタン・ハンセン&ジョニー・エース
- テリー・ゴディ&スティーブ・ウィリアムス
- パトリオット&ジ・イーグル
- ダグ・ファーナス&ダニー・クロファット
- ダニー・スパイビー&秋山準
三冠ヘビー級選手権
勝ち抜き戦シングルマッチを行う1P専用モード。
任意のレスラーを選択して、コンピューター操作の15選手全員と対戦する。
ヘビー級タッグ選手権
勝ち抜き戦タッグマッチ1Por2P対戦モード
任意のタッグチームを1つ選択してコンピューター操作の残り7チームと対戦する。
チャンピオンカーニバル
リーグ戦によるシングルマッチ。
世界最強タッグ選手権
リーグ戦によるタッグマッチ。
ジャイアントシリーズ
エキシビジョンシングルマッチorタッグマッチ.
1回勝負のプレイヤー同士対戦用モード。
SINGLEか2 PLAYERS TAGモードを選択して対戦。
マルチプレイヤー5を利用した最大4人まで参加のタッグマッチ4 PLAYERS TAGも可能。
鶴田軍 VS 超世代軍
鶴田・田上・淵・小川の鶴田軍と三沢・川田・小橋・菊池の超世代軍による団体戦タッグマッチ。
負けた選手は残りの選手と入れ替わり3人倒すと勝利。
馬場のプロレス道場
ジャイアント馬場からゲームの基本操作を教わるモード。
ヘビー級タッグ選手権とジャイアントシリーズはEDITを選択すると、好きな組み合わせでタッグを組めます。
コントローラー操作
十字ボタン | レスラー移動 | |
Aボタン | 立ち ダウン 組み 場外 | ホールド技 固め技 大技 リングに戻る |
Bボタン | 立ち 組み | キック 中技 |
Xボタン | 立ち ダッシュ 組み | ダッシュ ターン ハンマースルー |
Yボタン | 立ち 組み ダウン | パンチ 小技 起こす |
Lボタン | ダウン 味方 | フォール タッチ |
Rボタン | 立ち | パフォーマンス |
セレクトボタン | 使用しない | |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
当時の全日本プロレス中継で使用されていた『スポーツ行進曲』をそのままオープニングテーマとして起用しています。
攻略動画
ゲームレビュー
プロレスには特別な興味はないのですが、子供の頃はプロレス全盛期で毎週試合の中継がありました。
たまたま本作、全日本プロレス’(ダッシュ)世界最強タッグを安価で売られていたので世界の巨人、ジャイアント馬場が写ったラベルを見て懐かしくなって購入してみました。
前作にあたる全日本プロレスは未プレイですが、内容はほとんど一緒で本作はツープラトン攻撃や入場シーンが追加された作品のようです。だから本作があれば前作は不要でしょう。
レスラーの顔グラフィックは実写を取り込んでいるのでリアルですが、ゲーム画面ではドット絵でやや顔がデカ目の6等身。それがこの時代ならではの味があります。
評価できる点
全日本プロレス公認ソフトだけあって、レスラーの登場シーンや技のひとつひとつがかなり丁寧に制作してあります。本当にプロレスが好きな人が作ったんだなと伝わってきます。
特にレスラー同士が組み合って技を繰り出すプロレス特有の一瞬の間がうまく表現できています。
会場の雰囲気とかも当時のプロレス熱を再現できているように思えます。
マイナスな点
技のタイミングがかなりシビアです。入門モードの『馬場のプロレス道場』で練習するのですが、最初は早いなと言われて今度は遅れて仕掛けると遅いよと言われてしまいました。
普通の格闘技だと技を仕掛けるのは早いほどよい気がするのですが、プロレスらしい独特の間をつかむまでやや苦労しました。
独断評価チャート
まとめ
プロレスゲームはたくさん発売されていますが、全日本プロレス、特にジャイアント馬場が現役時代となるとかなり限られています。
その時代のプロレスファンなら充分に楽しめる一作でしょう。
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