かわいいキャラクターとファンタジー世界にカモフラージュされた鬼畜的な難易度ゲーム、うっでいぽこ。
しかし、クソゲーとひと言で片づけるには惜しい魅力もある。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | デービーソフト |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1987年6月20日 |
価格 | 5,500円 |
容量 | 1M+64K |
ゲーム概要
サイドビューのRPG要素がある横スクロールアクションゲーム。
全6ステージ構成。
木の人形であるぽこは、妖精によって人間にしてもらったが、再び人形に戻ってしまった。
再び人間になる為にぽこは妖精を探す旅に出かける。
アクションゲームにしては珍しく時間と季節の概念があり、夜の8時以降は宿屋以外のショップが閉店している等の設定がされている。
ゲームオーバーになってもすぐにその場でコンティニューが可能。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | ジャンプ |
Bボタン | 攻撃、ジャンプ時に長押しで傘を開く |
セレクトボタン | ゲームの一時中断・解除 |
スタートボタン | アイテム選択画面 |
裏技
金持ちスタートパスワード
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パン屋の女子店員がビキニになる
パン屋のカウンターでBボタンを200回押す。
BGM
基本的にはよく出来たBGMが多いのですが、メロディーとベースラインが微妙に合ってない部分があったりして、狙っていないシュールさというのか不安定さが妙にゲーム内容にフィットしています。
特にショップのソワソワする感じのBGMが何とも言えません。
攻略動画
ゲームレビュー
名作と言われる多くのレトロゲームは、説明書なしに何となくプレイしていてみても大体のルールを理解できてある程度楽しめるという要素がありますが、うっでいぽこは真逆です。
何も予備知識なしに初めても訳がわからず簡単にゲームオーバーになるし、ある程度進んでも必要なアイテムを間違った使い方をして積んでしまう事も珍しくありません。
当時、友人のひとりが持っていましたが、何をして良いか途方にくれてしまいました。
最近、中古で入手して改めて攻略動画を見て「こんなゲーム、ノーヒントでクリア出来るかよ!」とツッコミたくなりました。
プレイしてみた感触としては、がんばれゴエモンからくり道中や妖怪道中記に似た雰囲気がありながら、もうちょっと雑にしてカオス感を加えたようなイメージです。
このゲーム内のショップでは、商品を持って支払わずに店を出て万引きする事もできます。
ただその後は、他の店に行くと泥棒扱いされて店を追い出されてしまいます。
モンスターを倒してもお金はもらえず、地下で金塊を拾ったり、スロットで稼いだり、アイテムを質屋に売ったりしてお金を貯める必要があります。
評価できる点
メルヘンチックなのに泥棒やスロットで金を稼ぐという倫理観とバランスが欠如した世界観が妙に魅力的です。
ジャンプした後に傘を広げてハングライダーのように滑空するのが優雅でユニーク。
マイナスな点
序盤から何をやったら良いか分からないし、アクションも難しく、謎解きも理不尽な点が多いです。
敵キャラは後半に行くほど凶悪になり、ザコなのにぽこが一撃でやられる事も・・・
まとめ
面白いか面白くないかで言うと面白いのですが、難易度が高くクセが強いので万人におすすめできるっていうゲームでは決してないですね。
一見、メルヘンで実はカオスな高難易度のゲーム内容、それを表現した?不安定なBGMは独特の魅力があります。
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