アテナという名前のもうすぐ15歳になる王女様が主人公のアクションゲーム。
中世ヨーロッパをイメージさせる設定が当時としては新しかったかも知れません。
でもなぜかコスチュームはビキニだったりします。
このソフトこそ元祖、萌えゲー?ギャルゲー?
ハード | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | SNK |
ジャンル | 横スクロールアクション |
発売日 | 1987年 6月 5日 |
定価 | 5,500円 |
容量 | 1M |
ゲーム概要
右横スクロールアクションゲーム。
プレイヤーは、ビクトリー国のアテナ姫となって全部8つのステージを地上から空中、水中まで移動して最終ステージを目指す。
コントローラー操作
十字キー左右 | 移動 |
十字キー上下 | 梯子での移動・しゃがむ |
Aボタン | ジャンプ 長押し ハイジャンプ |
Bボタン | 武器での攻撃(ない場合キック) |
スタートボタン | スタート・ポーズ |
アテナゲームストーリー
ビクトリー国の王女、私がアテナ………。こっそり、たいくつなお城の生活からぬけ出して、帝王ダンテの君臨する幻想界へ旅立ったの。
ところが、さぁ大変! 帝王ダンテの手下達が、次々に現われてアテナの行く手をはばんじゃうんだから。でも、だいじょうぶ上手く武器やアイテムを手に入れれば得意の武術であいつらなんていちころよ!!
なんてったって、私はアテナ!! 手に汗にぎる幻想界の不思議な旅を最後までバッチリ楽しんでちょうだいネ………!!
装備
アテナは水着(ビキニアーマー)からヨロイまで装備が可能。
また、敵を倒したり、ブロックを破壊するとアイテムを所得し、パワーアップできる。
パワーアップさせるとビキニじゃなくなるからわざとノーマルのままプレイする猛者もいるそうな。
ノーマル | ペガサスの翼 | 貝のネックレス |
ビキニ | 空を飛ぶ | 人魚 |
ステージ構成
ステージ1 森の世界
木々が生い茂る大森林。
ボス:ハマドリュアス
ステージ2 洞窟の世界
海へとつながる鍾乳洞。
ボス:ゴーレム
ステージ3 海の世界
地上から海底へと進む。海中では動きが鈍くなる。
ボス:ネプチェーン
ステージ4 空の世界
山岳を舞台に空中を進んでいく。
ボス:キマイラ
ステージ5 氷の世界
氷に包まれた世界。
ボス:グリュプス
ステージ6 地獄の世界
死後の世界に見えるが、実際はダンテが作り出した世界。
ボス:マドー
ステージ7 迷宮の世界
ティターンが捕らわれている。ボスは存在しない。
攻撃すると魔王の竪琴をドロップする。
ステージ8 最後の世界
最終ステージ。
今まで倒してきたボスが再登場するボスラッシュの先に帝王ダンテが待ち受けている。
ラスボス:帝王ダンテ
BGM
収録サントラCD
付録だったカセットテープ(懐かしい!)が残っている事は今となっては、かなりレア!
ちなみに歌っている清水香織さんは、元プロ野球選手の ハマの大魔神こと佐々木主浩さんの元奥さんです。
付録 サイコ・ソルジャー ミュージックカセット
SIDE A サイコ・ソルジャー
SIDE B 傷だらけの BLUE MOON
作詞・作曲 (株)SNK 歌 清水香織
プレミアが付いた理由
アテナは中古市場で比較的高い価格で取引されています。
主な理由を考察してみました。
- 高いのは箱・説明書・カセットテープ付きでカセットのみは普通に入手可能
- ファミコン版が発売されて以降に他のハードに移植されていないし、ダウンロード販売もされていない
- アテナのキャラクターの人気によるもの(アテナはいまだにSNKのKOFシリーズなどのゲームのキャラクターに子孫の麻宮アテナとして登場している)
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アテナの裏技
無敵
1面のラスト手間の毒のつぼを使って毒状態のままハマドリュアスを倒す。
ライフが0になる直前のほぼ同時にステージクリアするとライフゼロのまま無敵状態に。
ただし、ライフを取ると無効になるのて注意!
ゲームレビュー
アテナは、横スクロールでサクサク進むアーケード版が好きでそこそこプレイしていたのですが、ワクワクしながらファミコン版をプレイしてみてだいぶガッカリした記憶があります。
アーケード版に比べてだいぶ難易度が下がりアテナのジャンプ力が向上していますが、グラフィックやBGMはだいぶショボくなっています。
まあファミコンでアーケード版と同じクオリティ期待しちゃダメですよね。
アイテムの出現場所とかは基本的に一緒みたいです。
ところでこのピンク色のビキニの女の子がデザインされたパッケージは、当時の青少年たちがかなり恥ずかしかったという話を聴きます。
大人になってみると何てことないイラストでも性に目覚めたばかりの小中学生には抵抗があったようです。
そういや、当時このアテナを持っていた友達はほとんどいなかったのはそんな理由なのかも?
評価できる点
アーケード版に比べて色々と劣る本作ですが、それでも当時のファミコンの性能を考えるとグラフィックも含めてまあまあ頑張っているほうではないでしょうか。
マイナスな点
アーケード版に比べてファミコン版のアテナの動作がもっさりしていて操作性がイマイチだったし、アーケード版にあったスピード感が失われてしまいました。
またバグが多かったのも残念でした。
独断評価チャート
まとめ
ゲーム途中でもいくつかのバグがありましたが、事もあろうにエンディングでバグるって話を聞いたのですが、難しくていまだにクリアできないので確認できていません。
それでもビキニアーマーの女の子キャラクターが受けてか以前はヤフオクなどで結構なプレミア価格で取引されていました。
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