ファミコン末期に発売された人気アニメ、ちびまる子ちゃんのキャラクターを使ったすごろくショッピングゲーム。
原作のテイストは十分に出ているけどゲーム内容はあのソフトのパクリ?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ナムコ |
ジャンル | テーブル |
発売日 | 1991年10月04日 |
価格 | 5,800円 |
容量 | 128K |
ゲーム概要
静岡県清水市のご当地アイテムなどを買いながらポイントを稼ぐ、4人まで同時プレイ可能なすごろく式ボードゲーム。
社会科の授業で清水市について学んで興味を持ったまるちゃんとたまちゃんが、清水市のご当地を回る計画をしているところに丸尾くんと花輪くんも参加する事になった。
プレイヤーは、ルーレットをまわしてランダムに出た1から6までの数字に従ってゴールに向かってコマを進めていく。
スタート時から目的地(ゴール地点)に付くまでに買い物した品物を自宅に送ることでニコニコポイントを獲得、そのポイントを競う。
参加キャラクター
最大で4人まで参加可能。
1人でプレイする場合は選択したキャラクター以外はコンピューターが担当する。
- まるちゃん
- たまちゃん
- 花輪くん
- 丸尾くん
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | コマンド決定、メッセージ送り |
Bボタン | コマンドキャンセル |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
オープニングは、アニメ版でお馴染み『おどるポンポコリン』のアレンジ曲。
その他もいかにもちびまる子ちゃんらしく、ゆるくマヌケで楽しい感じのBGMが揃っています。
ゲームレビュー
このちびまる子ちゃん うきうきショッピングを一言で表現するとちびまる子ちゃんのキャラクターを使った桃太郎電鉄(桃鉄)の類似ゲームですね。
この手のキャラゲーをバンダイじゃなくナムコが発売していたんですね。価格は5,800円とファミコンにしては結構高く、うーんバブル!って感じがします。
グラフィックはファミコン末期とあって結構頑張っていて原作にかなり近いですが、当時の絵と現在のちびまる子ちゃんの絵とは微妙に違うのでやや違和感があります。
発売がアニメスタート直後なのでその後に存在感が増してくる長沢くんや野口さんは登場しません。
評価できる点
何の効果があるかよく分からないカードがあったりとか、キャラクターのセリフ回しとか、かわいくてちょっと不思議なちびまる子ちゃんの世界観をちゃんと表現できています。
舞台が原作どおり静岡県清水市なので、どんな土産物があって名所があるのかがざっくり分かります。
中古ファミコンソフトの場合、説明書がない事が多いのですが、ゲームスタート時に『はじめて』を選択するとルール解説を一通りしてくれるので助かります。
マイナスな点
1人でプレイすると3人分待つのが退屈だし、正直あまり面白くない。やっぱり多人数向けのゲームかな。
ゲームが進むと逆転がほぼ不可能になるのでタイトルのように全然うきうきしない。
独断評価チャート
まとめ
原作アニメ同様に家族とかでワイワイしながら遊ぶゲームですが、それなら普通に人生ゲームとかのボードゲームで遊んだほうがもっと盛り上がるんじゃ?っていう気もしました。
ゲームシステムはシンプルなすごろくゲームに近いのですが、キャラクターもシステムもクセが結構強いのでやはり原作のちびまる子ちゃんファン向け、または清水市に興味がある人向けです。
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