タイトルはボンバーマンIIだけど、ストーリー的には全然前作の続編ではないファミコンで5年半ぶりに発売された爆弾アクションゲーム第2弾。
初代とスーパーボンバーマンに挟まれたせいか影が薄い?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ハドソン |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1991年6月28日 |
価格 | 5,800円 |
容量 | ? |
ゲーム概要
ファミコン版の初代とPCエンジン版をベースにした左右2画面スクロール式アクションゲーム。
黒ボンバーマンの陰謀により銀行強盗の冤罪で投獄された白ボンバーマンが、無実を証明する為に脱出を目指す。
最大で3人までのプレイヤー対戦も可能となった。
コントローラー操作
十字ボタン | ボンバーマンの移動 |
Aボタン | 爆弾をセット |
Bボタン | パワーアップパネル使用 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
ノーマルモード
前作と同様に1人プレイのステージクリア方式の基本モード。
全48ステージ構成。
VSモード
プレイヤー同士で遊ぶ対戦モード。
相手を爆風に巻き込んだほうが勝利となる5本勝負マッチ。
バトルモード
当時としては珍しい別売りのコントローラーを接続して遊ぶ3人対戦モード。
アイテムパネル
パネル名 | アイテム効果 |
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爆弾ストック | 最大8個まで設置できる爆弾の数が増える |
火力アップ | 最大5ブロックまで火力がUP |
リモコン | Bボタンで爆発のタイミングを決定できる |
スピードアップ | 移動速度UP |
ファイヤースーツA | 爆風を受けても平気 (爆風で弾き飛ばされる) |
ファイヤースーツB | 爆風を受けても平気 (爆風で弾き飛ばされない) |
壁通り抜け | 破壊可能な壁をすり抜けられる。 |
爆弾すり抜け | 爆弾すり抜けられる |
スコア | ランダムでスコアUP |
ミステリー | ランダムでアイテム交換 (リモコン取得時のみ) |
ボーナス | ボーナスステージに行ける |
ドクロ | ランダムで能力Down (バトルモードのみ) |
BGM
マイナータイトルの為、YouTubeに音源なし。
基本的に初代をベースにしながらバージョンアップしたような感じです。
爆発音のサンプリングもさらに迫力があります。
攻略動画
ゲームレビュー
ボンバーマン2は、前作で地上に脱出して人間になったボンバーマンとはストーリーの繋がりはなく、ただボンバーマンのキャラクターとシステムを引き継いだ作品であり、ボンバーマンというファミコンを代表する超メジャータイトル第2弾にしてはあまりにも知名度が低いソフトです。
スーパーファミコンで発売されたスーパーボンバーマン2は比較的知られていますが、ファミコンで発売された本作ボンバーマン2の存在自体を知らない人も多いのではないでしょうか?
初代が名作で次作がイマイチというのはありがちなので本作ボンバーマン2もプレイするまではその覚悟がありました。
しかし、実際に遊んでみると「あれ?普通に面白いぞ?」って印象でした。
発売されたのは前作から5年半を経てスーパーファミコンも発売されていた1991年。
ドラクエに代表されるRPG全盛期でもうファミコンでもアクションゲームの時代ではなかったのでした。
敵キャラクター数は前作から倍以上となる16種類、アイテムのバリエーションも増えました。
スーパーボンバーマン以降は、さらに色々な要素が加わって複雑になっていく訳ですが、個人的にはこのあたりがちょうど良いかなという感じです。
評価できる点
ファミコン版の初代の後にPCエンジン版が発売された影響で、グラフィックや爆音の向上、要所でのアニメーションが入る演出、敵キャラや攻撃バリエーションの増加でかなり親切で遊びやすくなりました。
マイナスな点
とは言ってもステージ数がかなり多く、敵の動きも単純でボスがいないので最終ステージまでたどり着くにはかなりの根気が必要になります。
独断評価チャート
まとめ
あまりに初代ボンバーマンのインパクトが強すぎる為に印象の弱いボンバーマン2ですが、初代より親切でバリエーションも多く、スーパーボンバーマン以降に比べるとシンプルです。
前作の延長線上なのでオリジナリティは少ないですが、安心して楽しめる名作アクションゲームです。
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