さくらももこ原作の人気アニメ、ちびまる子ちゃんのキャラクターと声優を使ったプレイステーションで発売された絵本のようなアドベンチャーゲーム。
出演者の数名はすでに故人になっていたり交代しているのでこの時代ならでは世界観がある。
機種 | プレイステーション |
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メーカー | タカラ |
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 1995年12月22日 |
価格 | 4,800円(税別) |
容量 | CD-ROM |
ゲーム概要
プレイヤーは、アニメちびまる子ちゃんの世界観に入りまる子の日常を体験しながら、絵日記を完成させていく。ストーリーは春、夏、秋、冬とあり、どこからスタートしてもOK。
画面上で気になる部分をクリックする事で微妙にストーリーが変化するので何回も楽しめる内容となっている。
コントローラー操作
十字ボタン | カーソル移動 |
〇ボタン | 決定 |
×ボタン | キャンセル |
□ボタン | 決定 |
△ボタン | メニューを開く |
Lボタン | 使用しない |
Rボタン | 使用しない |
セレクトボタン | 使用しない |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
春夏秋冬毎にBGMが用意されており、場面ごとにアニメと同じように音楽も変化していきます。
プレイしていて特に違和感は感じませんでした。
攻略動画
ゲームレビュー
本作はプレイステーションで唯一発売されたちびまる子ちゃん関連ゲームソフトです。
販売メーカーは、アニメ関連ゲームソフトを多く手掛けていたタカラです。
スタートボタンを押すと例の声で『ちびまる子ちゃん まる子絵日記ワールド!』とまる子がしゃべり出します。これだけでもうちょっとノスタルジックな感情が込みあがってきます。
しかし、スタートボタンを押しても変な間があってなかなかゲームが始まらない?どうもボタンのレスポンスが悪いようです。まあアクションゲームじゃないのであまり細かい事は気にしない気にしない。
主演まる子役のTARAKOさんが2024年に亡くなったのも記憶に新しいですが、初代おじいちゃん、おねえちゃん、山田くん役の声優さん達もすでに故人となり、ナレーションも初代のキートン山田さんからきむらきょうやさんへ交代しているので時の流れを感じます。
ゲーム進行は、季節ごと4つの絵日記からプレイヤーの好きなストーリーを選べます。
基本的にプレイヤーのできる事は、気になる箇所をクリックしてストーリーを進める事だけです。だからゲームソフトというよりも声の出る絵本のようですね。これは説明書にも書いてあります。
評価できる点
声優もすべて原作どおりですし、日常的でほのぼのとした中にもちょっと不思議な内容もアニメちびまる子ちゃんの世界観そのものですね。
本作以前のゲームは、ちびまる子ちゃんのキャラクターを使ったすごろくだったりした訳ですが、本作は完全にちびまる子ちゃんのアナザー・ストーリーといった感じです。
マイナスな点
画面にちょっと気になる箇所があったらカーソルを移動してクリック、それによってストーリーの分岐点ができて変化していくのですが、まあたいしてクリックする箇所もないし、何よりもメチャクチャ話が短いんですよ。だから一話が数分ですぐ終わっちゃう。まああんまり長い話だとちびまる子っぽくないのかも知れませんが。
あと画面外にカーソルを移動させると自動セーブするしおり機能があるのですが、カーソルを動かして端っこをクリックすると意図しない自動セーブとなり、スタート画面に戻される事が何度かありました。操作性はイマイチ。
独断評価チャート
まとめ
一応アドベンチャーゲームに分類されますが、内容はほぼ絵本なのでちびまる子ちゃんの世界観が好きなファン向けのコレクターアイテムといった感じです。
ただ現在となっては、まる子役を含めて絶対に再現不可能な内容なので貴重な作品となってしまいました。90年代のちびまる子ちゃんが好きな人には十分に楽しめるでしょう。
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