ナムコ初のファミコンオリジナル作品となるシミュレーション要素を含む本格的3Dシューティングゲーム、スターラスター。
その先進性と不親切さに当時のユーザーがついていけなかったのは不遇だった。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ナムコ |
ジャンル | シューティング |
発売日 | 1985年12月6日 |
価格 | 4,900円 |
容量 | ? |
ゲーム概要
疑似3Dシューティングゲーム。
初心者用のトレーニングモード、中級者用のコマンドモード、上級者用のアドベンチャーモードから選択が可能。
自機ガイアのコクピットには、エネルギー残量・レーダー・自機の状態が表示される。
ゲームストーリー
今この宇宙は、深刻な運命にさらされていた。次元を越えて侵略して来た「バッツーラ」と呼ばれる種族がビッグバン(宇宙の始まりの状態)を再び起こさせるというのだ!キミの使命は、「バッツーラ」からこの宇宙を救うことにある。
説明書より
コントローラー操作
十字ボタン | 上 上昇 下 下降 左 左回旋 右 右回旋 |
Aボタン | 加速、離すと減速 |
Bボタン | ビーム発射 |
セレクトボタン | ランクを選択 マップ/コンバットモードの切り換え |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
スコアと称号
ゲームオーバー後にスコアによってそれぞれ称号が与えられる。
スコア | 称号 |
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2,280- | MARSHAL OF FORCE PARAGON |
2,220- | CHIEF MARSHAL PHOTON |
2,160- | CHIEF MARSHAL PROMINENCE |
2,100 | MARSHAL KWANNON |
2,040- | MARSHAL SUSANOO |
1,980- | MARSHAL IMPULSE |
1,920- | VICE MARSHAL MONGAW |
1,860- | VICE MARSHAL GILGAMESH |
1,800- | VICE MARSHAL RADIANT |
1,740- | COMMODORE PHOENIX |
1,680- | COMMODORE PEGASUS |
1,620- | COMMODORE MACCO |
1,560- | CAPTAIN THUNDER BOLT |
1,500- | CAPTAIN HURRICANE |
1,440- | CAPTAIN TORNADO |
1,380- | WING COMMANDER TIGER |
1,320- | WING COMMANDER PANTHER |
1,260- | WING COMMANDER LEOPARD |
1,200- | SQUADRON LEADER EAGLE |
1,140- | SQUADRON LEADER HAWK |
1,080- | SQUADRON LEADER FALCON |
1,020- | SQUADRON LEADER DANDRUFF |
960- | LIEUTENANT WOLF |
900- | LIEUTENANT FOX |
840- | LIEUTENANT BULL DOG |
780- | LIEUTENANT TOM CAT |
720- | FLYING OFFICER BLUE JAY |
660- | FLYING OFFICER HUMMING BIRD |
600- | FLYING OFFICER LARK |
540- | FLYING OFFICER SPARROW |
480- | PILOT OFFICER HORNET |
420- | PILOT OFFICER AERO BEE |
360- | PILOT OFFICER DRAGON FLY |
300- | PILOT OFFICER ALPHA FLY |
240- | PILOT OFFICER MOSQUITO |
180- | CADET PLANKTON |
120- | CADET AMOEBA |
60- | CADET MICROBE |
0 | CADET MITOCHONDRIA |
–1 | CADET WANG |
裏技
コクピットの色を変更
タイトル画面が点滅しているタイミングでセレクト、B、A、右、左、上、セレクト、B、下、上と押すと上下キーで好きな色を選べる。
スターノイド出現
- 条件:RAD、COM、ENGのいずれかNGの状態でENERGYの残量が10%以下である。
- コントローラー2のAボタンとBボタンを押しながらマイクを使う。
- 故障個所を修理してくれてエネルギーを半分補充してくれる隠れキャラ、スターノイドが出演する。
BGM
いかにも昔のSF映画っぽいSEですが、これがこの時代ならではの味があります。
攻略動画
ゲームレビュー
ファミコンの主なユーザーは小中学生でスターラスターが発売された当時は、見下ろし型のひたすら連射しまくるシューティングゲームが主流でした。
その為に3Dタイプで戦略性もあるスターラスターは、子供には理解されにくいゲームでした。
しかも、説明書を見てもかなり簡素で説明不足、当時はチュートリアルなんてあるはずもないのが、とっつきにくさをさらに上げてしまいました。
友達の持っているスターラスターを初めてプレイした時、何をして良いかさっぱり理解できず、ただ何となくビームを撃っていた記憶があります。
周りにもこのゲームが面白いという友人はなく、何となく訳の分からないクソゲーっぽい位置づけだったと記憶しています。
大人になって説明書読んでもプレイしても理解しにくいのに当時の子供たちにクソゲー扱いされたのは仕方がない事だったのかも知れません。
もともとはアタリ社の『スターレイダース』を元に制作されたそうですが、そのルーツはどう考えてもスターウォーズのイメージ。
評価できる点
当時は斬新だったコックピット視点のリアルなシューティングですべての対象物の配置が毎回ランダムで決まるので、飽きにくく奥が深いです。
マイナスな点
やりたかった事は理解できますが、当時としては先を行き過ぎというか、色々な要素を詰め込み過ぎだったのかも知れません。
独断評価チャート
まとめ
シューティングゲームにシミュレーションゲームの要素を足したような当時としては画期的なゲームでした。
理解するのに時間がかかるけど、面白さが分かったらなかなか長く楽しめます。
プレステの『ナムコアンソロジー1』ではアーケード完全移植版が収録されています。
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