対戦格闘技ゲームが全盛時代に地味に人気だったアーケードゲームシリーズ第1弾。
家庭用での最初の発売がネオジオだった為に長くマニア以外には知名度が低かったが、ゲームアーカイブで日の目を見た名作アクション。
機種 | ネオジオ |
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メーカー | SNK |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1996年5月24日 |
価格 | ?円 |
容量 |
ゲーム概要

横スクロール式2Dアクションシューティングゲーム。
プレイヤーは、特殊工作隊員となって反乱軍やテロリストの軍事基地味方捕虜の解放や敵軍の殲滅、秘密兵器の破壊などを行う。ステージ終盤にはボスがおり、倒すとステージクリアとなる。(全6ステージ構成)
軍事クーデターを起こしたモーデン元帥の打倒と盗まれた兵器メタルスラッグを奪回するのが最終目的となります。エンディングあり。
敵や敵の攻撃物に接触するとワンミス、すべてのストックを失うとゲームオーバー。コンティニューあり。
BGM
メインテーマは、サンダーバードとか特攻野郎Aチームとかアメリカのアクションドラマからの影響を感じさせるいかにも戦争物らしいマーチをベースにしてドラマティックに盛り上げていきます。
全体を通してBGMが作品の大きな魅力となっています。
攻略動画
ゲームレビュー
アーケード版メタルスラッグは、ゲームマニアの間では名作として結構知名度が高かったようですが、私は最近になってアケアカNEOGIOでセールになっていたのがきっかけでダウンロードして初めてプレイしてみました。
だからメタルスラッグに関してほぼ何の知識もありませんが、プレイしてみたらかなり面白かったのでこれはレビューしなきゃダメだろって感じで勢いで書いてます。
アーケードゲームにしては難易度がそれほどでもないのでコンティニューを繰り返して敵の攻撃パターンを覚えれば何とかなる感じで気付いたら思ってたよりも早くエンディングまでたどり着いてました。
家庭用ゲームとしてはネオジオ版がオリジナルですが、これはアーケード版をほぼそのまま移植したものでそれをさらに移植したゲームアーカイブス版と内容は同じです。
他にも初代プレステやセガサターンにも移植されていますが、アーケード版が気軽に遊べるようになったのでわざわざプレミア価格になっているこれらのソフトを入手してプレイする価値はマニア以外ないでしょう。
内容は血しぶきが上がるような残酷描写もあるリアルな戦争物ですが、キャラクターはドット絵の3等身でユーモラスですらあります。最新のリアル路線のグラフィックだとリアル過ぎて引いてしまうのですが、うまく中和されています。
ステージ上で戦車に乗り込むのはフロントライン、味方捕虜を救助してボーナスがもらえるシステムはチョップリフターを連想させ過去の戦争物レトロゲームからの影響も感じさせます。
評価できる点
通常の横スクロールアクションゲームだと横方向の攻撃のみというのがほとんどですが、メタルスラッグの場合、真上、真下への攻撃が可能かつ、武器のバリエーションも豊富なので攻撃パターンが何通りもあってプレイしていて楽しいです。
エンディングではこれまで主人公はクリアしてきたステージが順番に映し出せれ、まるでプレイヤーがやった大量虐殺の証拠のように廃墟となった街と屍となった敵兵士達が映し出されます。ただクリアして爽快!といったゲームではなくメッセージ性も感じさせる幕切れとなっています。
マイナスな点
正直言ってこれと言った大きな弱点はありません。
子供がプレイするにはやや残酷描写があるかな?と言うのと戦車に乗り降りする時がちょっと操作しにくいくらいかな。
独断評価チャート

まとめ
とにかく前後左右に武器をバージョンアップしつつ突き進む爽快アクションゲームです。
後半はさすがに敵の攻撃が熾烈になりますが、難易度はアーケードゲームにしては比較的低く遊びやすいです。
本作は好評だったためにシリーズ化されています。パッケージ版で欲しい人はアケアカNEOGEO セレクション Vol.1に収録されています。
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