クソゲーと言えばたけしの挑戦状、たけしの挑戦状と言えばクソゲー。
これを名作レトロゲームと言えるかはともかく、名作クソゲー、クソゲー界のレジエンドとは呼べるでしょう。
ビートたけし本人がCMにも出演して印象に残っている人は多いのではないでしょうか。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | タイトー |
ジャンル | クソゲー、アドベンチャー?アクション? |
発売日 | 1986年12月10日 |
価格 | 5,300円 |
容量 | 1MB |
ゲーム概要
「謎を解けるか。一億人。」のキャッチコピーとタイトルのとおり、ビートたけし氏からの挑戦状と言える超難易度の高い伝説のクソゲー。
『ファミコン通信』でのクソゲーランキングでも堂々の1位を獲得。
サラリーマンである主人公が、街中でやくざと戦ったり、カラオケを歌ったり、パチンコをしたり、テキーラを飲んだりしながら最終的にはお宝を見つけ出し一攫千金を目指す。
宝の地図の出し方
- 『みずにつける』を選択して5分間待つ。
- 10分以内に2コンのマイクで「出ろ!」と言う。(実際は音が入れば何でも良い。マイクがない場合は下+AでもOK)
- 宝の地図が浮き上がる。
たけしの挑戦状の裏技
生き返り
ハートがなくなってゲームオーバーの葬式の画面になる前にABボタンを同時に3回押す(失敗が多い)
真のエンディング
エンディングのたけしからのコメント『えらいっ』から5分放置すると『こんなげーむにまじになっちゃってどうするの』と表示される。
ヤクザや警官を消す
セレクトボタンを押す。
BGM
たけしの挑戦状といえば、ほのぼのしてそうで狂気も感じるあの独特のBGMですが、2017年に新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団によってオーケストラで演奏されています。
ゲームレビュー
アクションゲームだかアドベンチャーゲームだかわからないシステム、サラリーマンが主人公でやくざや主婦をなぐったりしながらお金を稼いだり、2コンでカラオケを唄ったりして進むシュールかつ強引な設定。
ビートたけしが実際に監修して本人がテレビCMにも出演する力の入れようだったのでかなりの話題となりましたが発売されるとその評判は・・・
当時、どうしてもクリアできないので雑誌の袋とじの攻略ページを見た時の感想はこんなのクリアできるか!でした。
評価できる点
おそらくビートたけしの名前がなければ発売すらされなかったであろう、笑いと狂気に満ちた唯一無二の怪作。
背景にも細かいネタが配置されており、カルチャーセンターの名前がカルチャークラブだったり、公開中の映画のタイトルがやくざVSやくざだったりします。
これは後の北野映画のバイオレンス路線を予感させます。
マイナスな点
すべてに置いてぶっ飛び過ぎていて自力でクリアするのはまず不可能です。
例えば宝の地図を日光にさらしてあぶり出す為に実際に何もせずにコントローラーを1時間放置するとか、宝の地図をくれる老人をその場で殺しておかないとラストで宝を横取りされゲームオーバーになるとかもうメチャクチャ。
独断評価チャート
まとめ
発売当初の評判はさんざんでしたが、あまりにやりたい放題にメチャクチャやった為に今となってはたけしの挑戦状のすべてが伝説ですね。
たけしの挑戦状の完全攻略動画
2015年バージョンで復活!
たけしの挑戦状が、「たけしの挑戦状 2015 ~ゲームで考える予防医学~」としてアンファーのサイト内に復活しました。
どうやらアンファーのCMにたけしさんが出演する事から今回の企画になったみたいです。
このゲーム、単なる復刻版かと思ったらファミコン版オリジナルのたけしの挑戦状を元にしながら全くのオリジナルゲームでした。
中年になり自分に対しての衰えと漠然とした将来への不安を抱えた主人公が、ムシャクシャして仕事中に街を徘徊するというストーリーは、まさしくファミコン世代をターゲットにしたもの。
早速プレイしてみましょう。
スタート画面はオリジナルを忠実に再現しています。
街の様子もオリジナルにかなり近いです。
でもむやみやたらに殴られたりはしないのでちょっとはマシかな。
ザリガニ釣りゲームをやってみました。
あれ?もうゲームオーバー?さすがクソゲーですね。
何コレ?ロックマン?
あ、またすぐにゲームオーバーになった。
クソゲーっぷりも忠実に再現されていました。
コメント
発売された当時は小学生で
「このゲームって何が目的なんだろ?」
っていうのが正直な感想でしたね。
多分、今やっても同じ感想だと思います。
よくⅡコンのマイクを使って歌ってましたよね(´∀`)
あの時代の空気感が詰まった作品ですね。
だから厳密に言うとクソゲーじゃないんですが。
あまりにも内容や操作性が・・・(ノ∀`)
情報ありがとうございます。
何度も困ったものです。