パイロットになろう!は、プレイステーションで発売された戦闘機フライトシミュレーションゲーム。
現在の視点だと色々と不親切な点やツッコミどころあり。
機種 | プレイステーション |
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メーカー | ビクター |
ジャンル | シミュレーション |
発売日 | 1998年9月23日 |
価格 | 5,800円 |
容量 | CD-ROM |
ゲーム概要
疑似3Dフライトシミュレーションゲーム。
プレイヤーは、飛行訓練学校へ入学し一人前のパイロットを目指す。
セーブデータは3つまで。1つのデータに付き1ブロック、リプレイデータは8ブロック必要。
コントローラー操作
十字ボタン | 下 機首を上げる 上 機首を下げる 左右 機体を傾ける |
〇ボタン | 武器選択 |
×ボタン | 武器発射 |
□ボタン | ターゲットを変える |
△ボタン | ブレーキ |
Lボタン | スロットを下げる |
Rボタン | スロットを上げる |
セレクトボタン | +□ ギアの出し入れ +〇 マップ表示 +× ナビゲーションセット +△ 視点変更 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
難易度レベル
レシプロ部門は、以下の3種類から難易度を選択できる。
- Easy(簡単)
- Normal(普通)
- Hrad(難しい)
BGM
メインフライトのBGMは、宙を舞う爽快感が出ている印象はありました。
それ以外のBGMもちょっと古さを感じますが悪くないかな。
ゲームレビュー
『パイロットになろう!』というタイトルのゲームは、知っていましたが購入したのは最近になってからです。
とにかく中古ショップでもフリマサイトでも最低金額で販売されているゲームってイメージで安かったのでお求めしやすい価格につられてついつい購入してしまいました。
まずタイトルから『電車でGO!』みたいな民間用ジャンボ旅客機を操縦するタイプのゲームなのかな?と想像していましたが、操縦するのは戦闘機でした。
まず受付で授業料を支払いフライト授業が開始となります。
てっきり最初はチュートリアルがあって手取り足取り教えてくれるかと思いきや、いきなり何の説明もなしにフライト実習です。
操作法がよく分からずに教官にさんざん怒鳴られた挙句に墜落・・・さんざんな初フライトでした。
教官マークの声は、北斗の拳のサウザー、機動戦士ガンダムのギレン総帥を担当していて現在でもナレーターとして人気の銀河万丈です。
教官がやたら厳しいのは映画『愛と青春の旅立ち』あたりの影響でしょうか?
毎回授業料を支払う必要があるので失敗を繰り返すとすぐに資金が無くなります。
そんな時はアルバイトがあります。
これもてっきりミニゲームでもして資金を稼ぐのかと思いきや、飛行機を操縦して校長に弁当を届けに行くという設定でした。
そしてまた墜落。
いや、だから操縦方法がよく分かってないのに何でまた操縦させようとするの?
だいたい戦闘機を使って弁当ひとつ届けるってどんだけ無駄なコスト掛かるのだろう?
何回墜落しても死なないのはさすがゲームの世界だな。
評価できる点
ただ操縦するだけじゃなく学校に通いながらプレイヤーが徐々にパイロットとして育成されていく点がユニーク。
当時としてはたくさんある戦闘機から操縦する自機が選べたり、徐々に操縦がうまくなっていく過程が楽しめた内容だったのかも知れません。
マイナスな点
昔のゲームだから仕方ない面はあるとは言え、チュートリアルがまったくなく操縦法がほぼ分からない状態でテストに不合格⇒スッカラカン⇒バイトで授業料を稼ごうとする⇒操縦法が分からなくて稼げない⇒詰む。と言う流れに初心者はなりがちです。
何度か繰り返し、慣れればちょっとずつうまくなるのですが、スタート時点でつまずくプレイヤーは多そうです。
あと失敗すると教官にいちいち怒鳴られるのが嫌だな。
独断評価チャート
まとめ
パッケージには親切・丁寧・熱血指導と書いてありますが、全然親切でも丁寧でもないし、熱血指導も方向性を間違えているなって印象です。
どこでも最安値で入手可能なのはちゃんと理由があるんだなと妙に納得しました。
最初さえ乗り切れってうまくハマれば長く楽しめるゲームではあります。
PS2で続編が発売されているからそれなりに売れて好評だったみたいです。
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