片山まさゆき原作の人気麻雀マンガが原作でパソコン版から移植されたファミコン版ゲーム。
ファミコンで発売するにはマニアック過ぎる気がするけど、ちゃんと理由はあった?
機種 | ファミリーコンピュータ |
---|---|
メーカー | アスミック |
ジャンル | テーブル |
発売日 | 1986年7月30日 |
価格 | 5,900円 |
容量 | 2M |
ゲーム概要
プレイヤーとCOMによる4人打ち麻雀ゲーム。
プレイヤーのキャラクター及び対戦相手は12人のキャラクターから選択が可能。
フリー対局、タコ討伐戦、勝ち抜き戦・の3モードがある。
オプションでは指導者、ドボン、一発、ウマ、ツキのあり、なしを選択ができる。
コントローラー操作
十字ボタン | 選択 |
Aボタン | 決定 |
Bボタン | キャンセル |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | 点数表示 |
BGM
オープニングや対局スタート時はBGMがありますが、対局中BGMはないので1986年発売のゲームとしてはちょっと寂しいですね。
プレイ動画
ゲームレビュー
本作は片山まさゆきの原作を元にしたキャラクターが登場するのですが、どうなんでしょう。やっぱり原作読んでないとついて行けないかな。
そもそも麻雀ゲーム自体がかなりターゲットを絞ったジャンルですからかなりマニアックです。
その割にファミコン版以外の家庭用ゲームでも発売されているし、麻雀ファンには根強い人気があるタイトルのようです。
同じ作者の『大トロ倶楽部』ってマンガがファミコン通信(現ファミ通)に連載されていて結構好きでした。他にも三國志マンガの『SWEET三国志』とかも書いてますね。
ファミコン通信に『大トロ倶楽部』とタイアップで『ぎゅわんぶらあ大トロ倶楽部』っていう作品が掲載されたのをきっかけに原作を知りました。
おそらくファミコンのユーザーには『ぎゅわんぶらあ自己中心派』よりも『大トロ倶楽部』のほうが知名度は高かったと思うのでその辺りのファン向けにアピールしたかったのでしょう。
オリジナル『ぎゅわんぶらあ自己中心派』もちょっと読んだ事がありますが、内容やキャラクターはほとんど覚えていません。
タイトルを間違いがちなのが『ぎゃんぶらあ自己中心派』ではなく、『ぎゅわんぶらあ自己中心派』という点ですね。
評価できる点
基本的には任天堂の4人打ち麻雀と同じですが、大きな違いはプレイヤー以外に対局するクセの強いキャラクターを自分で3人選択できるのがなかなか面白いです。
ただ原作読んでないと誰がどんな腕前でどんな手を好むのかが分からないというね。
その他には一部3D視点になっているのが進化を感じます。
マイナスな点
初心者にも分かりやすく麻雀を解説したナムコのファミリーマージャンと比べると最初から麻雀のルールが分かって原作を知っている人向けのゲームです。
説明書にはおそらく解説があるのでしょうが、ほとんどの中古の場合は付属していないし、説明書を掲載しているサイトも無いようです。
説明書なしで初心者がここから始めるのはちょっと厳しいかな。
独断評価チャート
まとめ
ぎゅわんぶらあ自己中心派シリーズはスーパーファミコン以降でも発売されているし、4人打ち麻雀もその後にたくさん発売されているので、やはりこのシリーズや原作のファン向けでしょう。
当時の麻雀ゲームとしては良くできていると思います。
本作はファミコン版以外でもPCエンジン版、メガドライブ版、スーパーファミコン版、セガサターン版も発売されており、一番マイナーなのがファミコン版なのかも?
コメント