初期のファミコンで発売されたハドソンの第1弾ソフトのアクションパズルゲーム。
当時としては全50面の大ボリュームと難易度の高めの操作性、女性受けを意識した丸っこいパステル調のかわいいキャラクターが特徴。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ハドソン |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1984年7月28日 |
価格 | 3800円 |
累計売上 | ?本 |
ナッツ&ミルクとは?
固定画面アクションゲーム。
プレイヤーはミルク(ピンク)を操作してライバルのナッツ(青)を避けながら、ステージにあるフルーツを全て取って恋人のヨーグルの待つ家に戻るとステージクリア。全50面構成で特にエンディングはなし。
初心者用のゲームAと上級者用のゲームBがあり、メニュー画面で選択が可能。
ミルクがジャンプできるのは、自分の身長の高さまででナッツをジャンプしてかわす事もできる。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | ジャンプ・気絶から起きる |
Bボタン | ジャンプ・気絶から起きる |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
スコア
特点 | |
フルーツを食べる | 800 |
ナッツを飛び越える | 100 |
ヘリコプターに触れる (ゲームB) | 500 |
エディット機能
ロードランナーと同様に自分でフルーツ、スプリング、ロープなどを好きな所にセットしてステージを作成できるエディット機能が搭載。
- メニュー画面を出す。
- SELECTボタンを押してカーソルをGAME EDITORを選択。
- STARTボタンを押す。
ラウンドセレクト
ゲーム中にセレクトボタンを押す事でクリアせずに次の面に進めてラウンドセレクトができる。
BGM
やっぱりこの頃のファミコンの音源は味があるなぁ。
初期のハドソンのBGMは、ロードランナーと同様にベース音が効いてますね。
ナッツ&ミルク全ステージ攻略動画
ゲームレビュー
ナッツ&ミルクは、それまで任天堂からのみ発売されていたファミコンで最初のサードパーティ参入ソフトです。初期ハドソンと言えばロードランナーのイメージがありますが、本作のほうが古いのです。
周りの友達は持っていなかったので発売当初はプレイした事がありませんでした。
中一のある日、クラスメートで野球部のS君から「お前ボンバーマン持ってるんだよな?やってみたかったから貸してくれよ!」と言われました。
彼とは同じクラスながら一緒に遊んだ事どころかほとんど話もしていなかった間柄だったから、ちょっと驚きました。
どうやら人づてに私がボンバーマンを持っていると聞きつけたらしい。
そこでじゃあお互いにソフトを交換しようという事になってS君が持ってきたのがこの『ナッツ&ミルク』でした。
多分彼が持っているソフトで私がやった事がないのがこれくらいしかなかったんじゃないかな?
こうしてほとんど予備知識もなく、たいしてやりたかった訳ではなかったナッツ&ミルクでしばらく遊ぶ事になりました。
とりあえずプレイしてみるとこれが結構難しい!2面までは慣れればクリアできたけど、4面の連続ジャンプのコツがつかめずに挫折。
この時にジャンプボタンをいったん離して再びジャンプすると距離が出るって事を知らなかったのです。
ただかわいいキャラクターといかつめのS君とのギャップにちょっとニヤっとしてしまったのを覚えています。
結局、あまり面白さを見いだせず、ほとんど遊ばずに2週間後の返却期限になりました。
当時のファミコンソフトの中でもすでにナッツ&ミルクは古臭く感じました。
数十年ぶりにプレイ
先日、中古で入手してひさしぶりにプレイしてみました。
やっぱり4面の2段ジャンプのタイミングが難しい!ボタン離してジャンプしたけど結局、何年経ってもクリアできないじゃん!
評価できる点
キャラクターがかわいく、メルヘンでファンシーな世界観。
どのラウンドもそれなりに楽しめるクオリティです。
マイナスな点
このゲームって2段ジャンプのタイミングが難しいし、飛距離もないので苦労します。まあ当時はそんなソフトばっかだったけど。
まとめ
難易度高めでもラウンドセレクトができるから他のステージもやり続けてるとステージ毎の攻略法が見つかり楽しくなってきます。
改めてやってみてファミコン初期の名作パズルアクションゲームと言って良いのではないかと。
そういえば結局、S君とはソフトの交換をするのは1回限りで、その後も特に仲良くなる事もありませんでした。
でも数十年経過しても『ナッツ&ミルク』と言えばどうしても彼の事を思い出してしまうのでした。
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