発売当時の人気プロゴルファー、ジャンボ尾崎監修のゴルフゲーム。
ワンポイントレッスンには期待するな!
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | HAL研究所 |
ジャンル | スポーツ |
発売日 | 1988年02月01日 |
価格 | 6,160円 |
容量 |
ゲーム概要
左側のショット面がサイドビュー、右側のコース面がトップビューに分割されたゴルフゲーム
イーストコースとウェストコースが各18ホール、計36ホール構成。
STROKE PLAY
1プレイ、対戦2人プレイ。18ホール回ると成績が表示される。
セレクトボタンを押せばジャンボ尾崎のワンポイントレッスンを受ける事ができる。
MATCH PALY
9ホール先取したほうが勝利する対戦方式。2人プレイ専用。
1DAY TOURNAMENT、4DAY TOURNAMENT
多数のコンピュータープレイヤーと同時進行でスコアを競う大会モード。
コントローラー操作
十字ボタン | ショットの方向とクラブの選択 |
Aボタン | スイング開始、パワー指定、ショット |
Bボタン | 画面の切り替え |
セレクトボタン | ワンポイントレッスン |
スタートボタン | スコアカード |
スタートボタン、セレクトボタン+スタートボタンでデータセーブ可能。
BGM
取り立ててどうというBGMではありませんが、やはり任天堂のゴルフのようにBGMがなくそっけないゴルフゲームに比べるとあったほうが良いと感じます。
攻略動画
ゲームレビュー
バブル景気真っ只中の当時は景気が良く空前のゴルフブーム。
そんな中、お父さんゴルファー達の憧れの存在がプロゴルファーのジャンボ尾崎でした。
本作、ジャンボ尾崎のホールインワン・プロフェッショナルの入手先は、フリマアプリだったかブックオフだったかは忘れましたが、かなり安かったのは覚えています。多分、今でも安く入手可能でしょう。
その理由を率直に言うとゴルフゲームとしてと言うよりゲームとして完成度やバランスが低いからでしょう。
やはりゴルフゲームの基本は任天堂のゴルフだと思うのですが、ジャンボ尾崎のホールインワン・プロフェッショナルではゲージによるショットはできずアニメーション画面に合わせてショットします。
一応ショット開始、パワー、ショットと3段階にはなっているのですが、これが慣れるまで難しいのなんの。実際のゴルフってプレイして事ありませんが、こちらのほうがリアルなのかも知れませんけどね。
だけどゲームだから簡略化されて遊びやすく操作させて欲しい訳じゃないですか?そのあたりの配慮がちょっと足りなかったのかなと感じます。
1コース目はかなり簡単に出来ていて「これならできそうかな?」と思わせてくれます。ところが2ホール目は何これ?ほとんど池じゃん!っていうコース。
このようなプロゴルファー猿にでも登場しそうなとんでもコースがいくつかあります。
グリーンでのパターショットは、任天堂のゴルフシリーズと同じ感覚でショットできます。
まあ特別何がユニークという訳でもなくごく普通です。
評価できる点
1988年発売と比較的ファミコン後期の作品なのでグラフィックは初期のゴルフゲームに比べてキレイです。
スタートボタンでスコアが見れるのも便利ですね。
コースがスタートする時にパーンアップしてコースの全体が映される演出はそれまでのファミコンのゴルフゲームではなかったのでは?みんなのゴルフと同じような演出ですね。
マイナスな点
とにかくショットのタイミングがつかみにくいし、ジャンボ尾崎のアドバイスがかなり大雑把でほとんど役に立たない。しかも何度もアドバイスを聞くと怒りだしてくるし。
よく見る「いいぞ。」とだけアドバイスしてくれる画面はネタなのだろうか?私は見た事ないけど。
独断評価チャート
まとめ
結局、発売時期がもろバブルのゴルフブームの頃。そして今やほどんど話題になる事のないジャンボ尾崎という存在。モロにバブルの残り香といった趣があります。
定価も大人向けとあってか6,160円とやや高めでした。
ゲームとして本作を言及した記事はほとんどありませんでした。
それがそのまま本作の評価かなといった感じでしょうか。
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