ファミコンディスクシステムのシャッター付青色ディスク対応ソフト第1弾になるマリオのゴルフゲーム。
ディスクファクスを使って全国ランキングトーナメントが開催され一定の成功を収めた。
機種 | ディスクシステム(青ディスク) |
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メーカー | 販売 任天堂 開発 ハル研究所 |
ジャンル | スポーツ |
発売日 | 1987年2月21日 |
価格 | 3,500円 |
容量 | 両面ディスク |
ゲーム概要
ファミコンカートリッジ版ゴルフを踏襲して主人公をマリオにしたディスクシステム版のゴルフゲーム。
1人用は、ストロークプレイで強さは7段階のコンピュータと対戦形式。
2人用は、マリオ(1P)とルイージ(2P)のマッチプレイ形式。
全18コースでアウト9、イン9のパー72構成。
コントローラー操作
十字ボタン | 方向変更 |
Aボタン | スイング開始・パワー決定・インパクト決定 |
Bボタン | クラブ変更 |
セレクトボタン | スイング練習 |
スタートボタン | グリーン・成績確認 |
スイングスピード
前作ゴルフとの最大の違いは、スイングスピードが5段階から選択できるようになった点。
スピードが速くなるほど飛距離は伸びるがコントロールが難しくなる。
全国トーナメント
青色のシャッター付きディスクカード(FSCカード)のみで参加可能な大規模な全国トーナメント。
日本全国約400箇所の販売店舗に設置された「ディスクファクス」を利用してデータの送信はファックスのシステムを応用して行われた。
ユーザーはスコアをディスクカードにセーブし、任天堂のホストコンピュータにデータを送信し手作業でまとめて受信していた。
入賞者の特典
記念盾
上位100名の入賞者のみがもらえた。
オリジナルコースが収録されたゴールドディスク
上位100名の入賞者と101位以下の参加者にも抽選で5000名がもらえた。
コースの難易度は通常タイプより高く設定されていて、タイトル画面には大きく「入賞」と書かれていた。
BGM
前作ゴルフは一切BGMが無しだったのでプレイしている時の楽しさがまったく違います。
オープニングテーマはゼルダの伝説っぽい?
ゲームレビュー
このゴルフJAPANコースの何が画期的かと言うとファックスの通信機能を利用した全国ランキングシステムでした。
それはまだインターネットのないこの時代ならではの電話回線を使って任天堂側が毎日夜になると電話をかけてディスクファクスからデータを吸い出し、新しいデータにして送るという実にのんびりとしたものでした。
評価できる点
ゲームシステムはファミコン版のゴルフとほぼ同じですが、キャラクターがマリオになりBGMが付いたことでポップな印象になりました。
ホールアウトすると花火が上がるというスーパーマリオのステージクリアを応用した演出もあります。
ちなみに前作ゴルフのプレイヤーがマリオだと言い張ってる友達がいましたが、あれはただのゴルファーのおじさんで本作が正真正銘のマリオです。
マイナスな点
トーナメントの為に発売されたタイトルなので大会終了後は、すっかり熱が冷めてしまいました。
現在でも十分に遊べますが、その後たくさんのゴルフゲームが発売されている中であえて本作で遊ぶメリットは少ないかも。
独断評価チャート
まとめ
ゲーム難易度は任天堂のスポーツゲームらしく、操作に慣れて練習すれば誰でもそれなりに楽しめるレベルです。
それにしても子供向けのメディアでゴルフゲームの全国大会とは実にバブル的、まあこれも時代を反映した物なんでしょうね。
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