テニス・・・ただそれだけのシンプルなタイトルのファミコン初のテニスゲーム。任天堂スポーツゲームシリーズ。
内容もシンプルながらついついやりこんでしまう名作。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | 任天堂 |
ジャンル | スポーツ |
発売日 | 1984年1月14日 |
価格 | 3,800円⇒4.500円 |
容量 | 192K |
ゲーム概要
プレイヤーとコンピューターが1対1で対戦する2Dテニスゲーム。
プレイヤー同士の2人対戦モードやコートチェンジはできない。
ゲームは、コンピュータを相手に1人で対戦するSINGLESとコンピュータを相手に2人で対戦するDOUBLESがあり、トーナメント戦はない。
実際のテニスのルールであるコートチェンジはなく、プレイヤーは常に画面下側でプレイする。
対戦相手は5段階の強さに設定されていて、数が大きくなるほど強敵になってくる。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | スイング、サーブ |
Bボタン | ロビング(山高ボール) |
セレクトボタン | SINGLESかDOUBLESの選択 |
スタートボタン | スタート、ポーズ |
BGM
他の初期の任天度のスポーツシリーズと同様に起動時の任天堂スポーツタイトルBGM以外はゲーム中のBGMは一切なしです。
攻略動画
ゲームレビュー
本作『テニス』の発売当時の日本では、現在のように日本人でランキング上位に入るスタープレイヤーはいなかったので、まだテニスはマイナースポーツでした。
またすでにファミコンで発売されていたメジャースポーツである野球(ベースボール)やサッカーと違って個人競技という点でもゲームとしては地味な印象になりがちで不利な条件がそろっていたのに任天堂はテニスを発売しました。
その結果、シンプルなゆえに奥が深く現在でも遊べるテニスゲームとなりました。
最初のうちはタイミングがつかめずに空振りばかり、そのうち慣れるにつれレベル1と良い勝負になり勝利する事は難しくないのですが、レベル3くらいになると結構強くてなかなか勝てなくなりました。
レベル5に至っては相当に手ごわくかなり練習をしないと1ゲーム取る事も至難の業です。
他のスポーツゲームと同様にやり込めば何とか勝てるのでしょうが、そこまではハマらなかったな。
評価できる点
このゲームはボールを打つタイミングがほぼすべてです。
タイミングによって打球の方向もフォアハンドやバックハンド、ボレー、スマッシュなどが自動的に決まってしまいます。
と言うとつまらなそうですが、この感覚的な操作が妙に本物のテニスに似たリアルさとなっていて本作の最大の魅力なのです。
マイナスな点
スポーツゲームとして致命的な欠点はプレイヤー同士の対戦モードがない事でした。
対戦モードがない事で同じ任天堂スポーツシリーズのベースボールやバレーボール、サッカー等と比べると盛り上がりが欠けたのが残念でした。
独断評価チャート
まとめ
何しろ初期のタイトルなので極めてシンプルですが、ちゃんとテニスゲームとして成立しているんですよね。
まあ選手に個性を持たせてワールド・シリーズもできるナムコのファミリーテニスと比較するのは酷ってものでしょう。
意外と地味な演出が効いていて、審判がよく見るとマリオがやってたり、フォルト(ゲーム上の表記ではフォールト)の時の効果音がちゃんと『フォルト』って聞こえるようになってたり工夫があります。
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