激闘プロレス!!闘魂伝説【FC】頑張っているが何かが足りない

スポーツ

テクモから発売されたファミコンプロレスゲームの進化版、激闘プロレス!!闘魂伝説
良く出来た部分と残念な部分の両面がある。

機種ファミリーコンピュータ
メーカーテクモ
ジャンルスポーツ
発売日1989年9月1日
価格5,800円
容量2M
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ゲーム概要

7分間1本勝負シングルマッチのプロレスゲーム。タッグマッチはない。

上部メイン画面はプロレス対戦、下部はアナウンサーの実況となっている。

激闘プロレス!!闘魂伝説サンプル画面

レスラーのライフ残量は闘魂ゲージで表示され、相手がゼロに近くなるほどフォール勝ちしやすくなる。

試合に敗北した場合は、トレーニング後にパワーアップして再チャレンジが可能。

パスワード入力で再開が可能だがパワーアップ要素はカットされて再開される。

ゲームクリア

相手をフォールして3カウントすると勝利。

ゲームオーバー

フォールされて3カウントされると敗北。トップロープに5カウント以上、リング外に20カウント以上いると反則負け。

コントローラー操作

十字ボタンレスラー移動
Aボタン離れ キック
走り ドロップキック
静止 ショルダースルー
TR ダイビング・ボディアタック
+上ブレーンバスター
+下パイルドライバー
+左右バックドロップ
Bボタン離れ パンチ
組み ヘッドロック
走り ラリアート
静止 ショルダースルー
TR フライング・ニードロップ
場外 +左右 鉄柱攻撃
+上ボディースラム
+下ストンピング
セレクトボタンゲームモード選択
スタートボタン ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除

登場レスラー

全10名から選択が可能。
代表的なレスラーを紹介する。

ドラゴンアキラ

日本を代表するストロングスタイルのレスラー。
戦う江戸職人芸。得意技は延髄切り。

クリスハイバー

マスクマン王国、メキシコからやってきた虎仮面。
高度な技を使いこなすテクニシャン。得意技はノーザンライト・スープレックス。

ハートゴートン

ギリシャ出身のレスラー。グレタ島で鍛えあがられたヘラクレスのような肉体から戦うギリシャ神話の名が付いた。得意技はバックドロップ。

レックスビート

イギリス出身のド派手なパンク野郎。ロンドンのパンクバンドの用心棒からレスラーに転身。
得意技はデッドリードライブ。

ゲンジムラマサ

ボディビルの元チャンピオンで強靭な肉体を誇るパワーファイター。
得意技はテールーズ道場で修行時に身に付けたジャーマンスープレックス。

裏技

サウンドセレクト

タイトル画面で十字キー左上+Aボタン+Bボタン+セレクトボタンを押す。

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BGM

オープニングテーマは、全日本プロレス中継で使われていた『スポーツ行進曲』のアレンジ(パクリ)っぽい曲。

全体的にあれ?どっかで聴いたような?っていうフレーズが多いですが、かなり出来は良く盛り上がります。

攻略動画

【FC】激闘プロレス!!闘魂伝説【エンディングまで】

ゲームレビュー

任天堂から発売されたプロレスから3年後に発売された激闘プロレス!!闘魂伝説は、その進化版と言えます。

登場レスラーにはモデルとなった実在レスラーがいてドラゴンアキラはどう見てもアントニオ猪木。得意技は延髄切りだしタイトルに『闘魂伝説』って入ってるし、当時はまだこんなんでも許されたんですね。

任天堂のプロレスとの違いはレスラーの数が倍になっていたり、必殺技の演出、試合に負けるとトレーニングで強くなる点などがあります。

ただトレーニング方法はひたすら連打するだけだったり、いまいち何が強くなったか実感できなかったり、パスワードで再開するとせっかく上げた能力が元通りになったりとイマイチな点も目立ちます。

評価できる点

プロレス中継に付き物の実況アナウンサーがいるのは良いですね。
この実況画面は同じテクモから発売されたキャプテン翼に似ています。

激闘プロレス!!闘魂伝説の実況

相手の体力が少ない時に大技が決まると大画面のシアターモードとなります。
それまでのファミコンソフトではあまりなかった演出で迫力を出す効果があります。

マイナスな点

基本的に格闘ゲームと言っても連打するだけなので、それで終始してしまう。
のちの対戦格闘ゲームのコンボ技とは言わないけど、もう少し技の特殊性が欲しかったところ。

それから自分はこのレスラーを使いたいんだ!っていうほどレスラーの個性がない。

例えばキン肉マンマッスルタッグマッチだったらウォーズマンだったり、任天堂のプロレスだったらジ・アマゾンを使って勝ちたい!いうようなモチベーションが、どのレスラーを使っても似たようなものなので激闘プロレス!!闘魂伝説にはほとんどありません。

独断評価チャート

まとめ

比較的後期の発売なのでファミコンのプロレスゲームとしては良く出来ているほうでしょう。
同じテクモから発売されたつっぱり大相撲と通じるものがありますね。

ただ、いっけん良く出来ているようで色々と気になる箇所があり、技の決まった手ごたえや得意技の個性を考えるとやっぱり任天堂のプロレスのほうが好きですね。

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