ナムコの「ファミリーシリーズ」から発売されたのテニスゲーム第1弾ソフト、ファミリーテニス。
シンプルな操作方法ながら適度に難しいのがハマってしまう。
機種 | ファミリーコンピュータ |
---|---|
メーカー | ナムコ |
ジャンル | スポーツ |
発売日 | 1987年12月1日 |
価格 | 3,900円 |
容量 | 1M |
ゲーム概要
ゲームモードは、エキジビション、トーナメント、ツアーの3つに分かれ、それぞれに対コンピュータ戦、プレイヤー対戦、観戦、コンティニューがある。
コート
- HARD(平均的な屋内コート)
- CLAY(バウンド後の球速を抑えられる土のコート)
- LAWN(バウンドした球が低く飛ぶ芝生のコート)
- COSMO(バウンドが高い宇宙空間に作ったコート)
コントローラー操作
十字ボタン | 選手の移動、ボールのコースを決定 |
Aボタン | 強打、トスアップ |
Bボタン | 軟打、トスアップ |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
エキジビション
1試合対戦のモード。
1P(対コンピュータ)、2P(プレイヤー同士の対戦)、WATCH(観戦)の3種類から選択。
トーナメント
6つの大会から、ひとつを選びトーナメント戦を行うモード。
最高8名まで参加可能で選んだ選手をプレイヤー自身で操作するPLAYモード、選んだ選手をコンピュータがかわりにプレイしてくれるWATCHモードから選択。
ワールド・ツアー
6つの大会すべてをひとつずつ勝ち抜いていくツアーモード。
最初から始めるNEWモードと、勝ち抜いた大会の続きをプレイできるPASSモード(コンティニュープレイです)の2種類から選択。
すべて3セットマッチ。
選手
ふくたろうまでが男子選手、なぶらっち以下は女子選手で構成され、パワーで劣る女子選手はハンデの為にデカラケットを使えるのでボールを拾いやすい。
各選手にはモデルになっている実在の選手が存在する。
- えんどる(イワン・レンドル)
- ぶんぶん(ボリス・ベッカー)
- えどまえ(ステファン・エドベリ)
- にらんでる(マッツ・ビランデル)
- めしいらず(ミロスラフ・メチージュ)
- のあのあ(ヤニック・ノア)
- すこんちょ(アンリ・ルコント)
- まけろう(ジョン・マッケンロー)
- こねえず(ジミー・コナーズ)
- きゃっちゅ(パット・キャッシュ)
- びょるぐ(ビョルン・ボルグ)
- ふくたろう(福井烈)
- なぷらっち(マルチナ・ナブラチロワ)
- すてっぴい(シュテフィ・グラフ)
- えばると(クリス・エバート)
- さぼちいに(ガブリエラ・サバティーニ)
ゲームレビュー
ファミコンのテニスゲームと言えば、任天堂のテニスが有名ですが、ナムコから発売されたファミリーテニスは、その進化版といった感じです。
選手に能力や個性があり、プレイヤーに合った選手を選択できます。
一番パワーのあるぶんぶんを選んだら勝てそうに思えますが、そう単純でもなくて、初心者のうちはスピードがあってコントロールしやすい、すこんちょ辺りがおすすめです。
最初のうちは、まず上位の選手から一通りプレイしてみて自分にあった選手を選択すると良いでしょう。
私の場合は、にらんでるが一番使いやすかったです。
評価できる点
誰でもできるシンプルな操作方法と選手の個性でバリエーションのある攻撃が可能です。
実際にプレイしてみれば分かってもらえると思いますが、ボールのバウンドの仕方とかが非常にリアルでテレビで観るテニスの試合の感覚に近い感じです。
マイナスな点
グラフィックがしょぼいのでボール遠近感が分かりにくく空振りしやすく、まったくの初心者だとプレイに慣れが必要なのでかなり難しく感じると思います。
初心者用モードとかチュートリアルがあったら良かったんだけど、時代的に仕方なかったのかな。
まとめ
ナムコのファミリーシリーズはどれも良作ですが、このファミリーテニスは、あの名作野球ゲームのファミリースタジアムと並ぶ傑作と言って良いでしょう。
発売が1987年だったので選択できる選手の中に1989年にプロになった日本の伊達 公子選手が含まれていないのが残念ですね。
コメント