子供向けと言ったイメージだったファミコンにエイリアンをモチーフとしたようなSF的でグロテスクな敵キャラを登場させたメトロイド。
SFアクションの名作であり、『メトロイドシリーズ』の1作目。
機種 | ディスクシステム |
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メーカー | 任天堂 |
ジャンル | アクション(横) |
発売日 | 1986年8月6日 |
価格 | 2,600円 |
容量 | ディスク両面 |
ゲーム概要
ライフ制の任意横スクロール式アクションゲーム。
プレイヤーは、主人公サムスを操作してアイテムでパワーアップしながら要塞の最奥部にいる「マザーブレイン」破壊を目指す。
要塞内にはブリンスタ(岩の面)、ノルフェア(火の面)、ツーリアン(基地の面)の3エリアで構成。
コントローラー操作
十字ボタン:上 | 銃を上に向ける |
十字ボタン:下 | 丸まる |
十字ボタン:左右 | サムス左右移動 |
Aボタン | ジャンプ |
Bボタン | ビームを撃つ、爆弾をセット |
STARTボタン | ポーズ |
SELECTボタン | ビーム/ミサイルのセレクト |
パワーアップアイテム
ゲームスタート時のサムスは、ショートビームしか持っていない。
アイテムの部屋を捜し出し、像の持つ水晶玉を撃つとパワーアップアイテムが出現する。
パワーアップすると、波動ビーム、スクリューアタック、爆弾などが使え、様々な攻撃ができるようになる。アイテムは全10種類。
BGM
従来のファミコンでは表現不可能なFM音源による重厚でスリリングかつ無機質なサウンドからの盛り上がっていく展開のメインテーマBGMはファミコン史に残る名曲。
アイテム取得の効果音なども含めてすべてが素晴らしい出来。
ゲーム自体も素晴らしいのですが、BGMのカッコ良さがファミコン史上トップ3に入る出来だと思います。
収録サントラCD
メトロイドの裏技
セーブとコンティニュー
十字キー上とAボタンを押しながらスタートボタンを押す。
セーブの場合は、アイテムのデータを残したままスタート地点から。
コンティニューの場合は、スタート地点から再開。
いずれもライフは初期値に戻される。
ゲームレビュー
映画エイリアンと共通点
このメトロイドというゲームの設定自体がSF映画のエイリアンからインスパイアされたものであるのは明らかでしょう。
不気味な虫のような爬虫類のような敵キャラクター、主人公が女性と等のいくつかの共通点があり、小ボスの『リドリー』は、監督のリドリー・スコットから名前を拝借したもので、このキャラクターはこの後のメトロイドシリーズでも出現しつづけるのでした。
評価できる点
中世が舞台のファンタジーではなく、宇宙を舞台にしたSF的なステージをゲームに取り入れたのは当時としては秀逸。さらにアイテムによって主人公が成長するRPG要素も当時としては斬新でした。
マイナスな点
このゲームをスタートするとまずやらなきゃいけないのがサムスのエネルギーが少ししかないのでエネルギー集めです。
セーブしてもロードすると毎回エネルギーがスタート地点と同じだけしかないのでエネルギータンクを探すのがプレイヤーの恒例となります。
今となっちゃ非常に面倒な作業なのですが、当時はそんな事は気になりませんでした。
それくらいメトロイドの世界観にハマっていたのでしょう。
独断評価チャート
まとめ
それまでのファミコンになかったエイリアンのような不気味なキャラクターがカルトなファンに支持されたアクションゲーム名作ですね。
任天堂の横スクロールのアクションゲームなので気持ちの悪いスーパーマリオと言えなくもない。
エンディングが5パターンあるのも当時としては新鮮でした。
そしてあのエンディングにはびっくりでしたね。
メトロイド ファミコン版の攻略動画
全面クリア
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