スーパーファミコンで発売された元祖街づくりゲーム第1弾ソフト。
もともとはマックで発売されていたパソコンゲームからのアレンジ移植作品。
機種 | スーパーファミコン |
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メーカー | 任天堂 |
ジャンル | シミュレーション |
発売日 | 1991年4月26日 |
価格 | 8,000円 |
容量 |
ゲーム概要
都市経営シミュレーションゲーム。
プレイヤーは架空都市の市長となり、無人の状態から自分だけの都市を設計・運営する。
マップは1000種類以上から選択可能。
任意の場所に住宅・商業・工業地区等を自由に配置し、交通機関や電力などのインフラを整備しながら、住民から税金を徴収しながら都市を発展させていく。市長として犯罪や公害、災害などの問題に対応しながら、財政管理や条例の制定なども行う必要がある。
一応の目標は人口50万人突破する事だが、以降も継続して普通にプレイ可能。
一定以上の負債を抱えると経営破綻となりゲームオーバー。
十字ボタン | カーソル移動 |
Aボタン | 十字ボタンと併用で画面スクロール |
Bボタン | 決定、建設 |
Xボタン | アイコン画面表示、解除 |
Yボタン | 十字ボタンと併用で画面スクロール |
LRボタン | 使用しない |
セレクトボタン | 左アイコン、カーソルスキップ |
スタートボタン | 上部アイコン、カーソルスキップ |
BGM
ゲーム内容と見事にマッチしたのんびりとした何気ない日常っぽい、まったりとしたBGMが良い味出しています。それだけに飽きのこない良質な音楽になっています。
攻略動画
ゲームレビュー
シムシティーは、ハドソンから発売されたファミコンソフト、バンゲリングベイでも知られるアメリカのゲームデザイナー、ウィル・ライトによる作品です。
タイトルはてっきりシムシティだと思ってたのですが、正確にはシムシティーでした。
本作シムシティーが発売されたのが1991年、日本ではバブル崩壊間近の時代でした。
この時代はヒット曲にしてもベストセラー本にしても何だか妙に平和で無難なものがウケていたような印象があります。
ゲームでもそれ以前のシミュレーションと言えば、ほとんどが戦争物で戦車かロボットで対戦をするのが一般的でしたが、ごく普通の街づくりがテーマという至って普通で平和な内容でした。
シムシティーはそんな時代にマッチしていたのかも知れません。
評価できる点
ポンポンとプレイヤーの好きな場所に好きなユニットを設置してオリジナルの街が作れる、それだけで十分に楽しめたのです。
現代の視点からすれば非常に単純な経営シミュレーションゲームですが、当時としてみればファミコン時代ではとうてい不可能な高度で複雑なゲームでした。
それだけに当時ハマった大人のプレイヤーも多かったようです。
マイナスな点
なかなか経営は難しくテキトーに運営しているとすぐに資金が枯渇してしまいます。
道路を整備せずに鉄道の線路を整備したほうが効率良く街づくりができると知った時は何か違うんじゃないか?という疑問を持ちました。
その他にも病院や学校や消防署は別に設置したくても良いとか、実際のリアルな街づくりからコンピューターが提示した街づくりが乖離していると感じる点があります。
また初心者には練習モードで作者の分身であるDr.ライトが色々教えてくれるのですが、親切なチュートリアルに慣れた現代のプレイヤーにとっては不親切と感じる面があります。
独断評価チャート

まとめ
リアルなようで全然リアルじゃない街づくり、それがシムシティーです。
ただ当時はそれで良かった、それが良かったのかも知れません。
初代であるスーパーファミコン版は、数々のリアル経営シミュレーションゲームが発売されている現在にプレイするにはちょっと厳しい印象です。
最新作としては2013年発売のパソコン版『シムシティ』でストップしてしまいましたが、モバイル版の『SimCity BuildIt』は継続しており、スマートフォンで都市建設を楽しむことができます。
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