ナムコのファミスタから続くスポーツシリーズで発売されたファミコンでは珍しかった競馬ゲーム。
それまでのメジャースポーツと違って競馬をファミリーで楽しむってコンセプトがちょっと無理があったかも!?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ナムコ |
ジャンル | レース |
発売日 | 1987年4月24日 |
価格 | 3,900円 |
容量 | 512K |
ゲーム概要
プレイヤーは、全16頭の競走馬から好きな1頭を選んでスタート。
レースは6頭立てでムチで加速やジャンプで障害物をかわしてゴールを目指す。
上位に入ると賞金が入り、賞金総額が増えると、さらに上位のレースに出走可能になる。
なぜかコース上には、さまざまなアイテムが落ちていて、それを取ることで能力アップや体力が回復する。
競馬レースのようで競馬ではないオリジナルのレース。
馬のステータス
馬には6種類のステータスがあり、コース上にあるアイテムを取る事で上げる事ができる。
スピード (SP) | 最高速度。長い直線コースになるとスピードのある馬ほど有利。 |
スタミナ (ST) | スタミナの高い馬は、ムチを入れても体力の減りかたが少なくなり、長距離レースなどで効果が現れる。 |
ガッツ (G) | 他の馬や障害などとぶつかった場合、ガッツが高いほど減る体力は少なくて済む。 |
ジャンプ (J) | ジャンプ力のある馬は、より高く跳ぶことができる。障害などを跳び越える時には、ジャンプ力があるほど有利。 |
ターボ (T) | ターボの高い馬ほど、ムチを1回いれた時に上がるスピードが、大きくなり、ムチの回数が少なくて済む。 |
タイプ | タイプが高いと、ダートや雨天などの悪条件のレースでも、馬の能力をフルに発揮することができる。唯一アイテムで上昇させる事ができない。 |
コントローラー操作
十字ボタン | 馬の移動 |
Aボタン | ムチで加速 |
Bボタン | ジャンプ |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
ステータス以外のアイテム
スター ☆ | スタミナが回復する。 |
ドクロ ☠ | スタミナが減少する。 |
BGM
タイトルBGMはいかにもナムコのファミリーシリーズって感じです。
レース中のメインBGJMは、『草競馬(Camptown Races)』を元にアレンジした曲です。
ゲームレビュー
ファミリージョッキーは、ファミコン初の競馬ゲームです。
だけど、こちらはその後に主流となる競走馬育成ゲームとは違い、レースアクションゲームです。
さらにアイテムを取ってパワーアップしたり、G1なのに障害物があったりとかなりのアレンジがされています。
またファミリーゲームモードという家族でお金を賭けて楽しむモードもありました。(小学生もいるけどええんかいな)
評価できる点
競馬と言う大人向けの競技を子供でも理解できるようにしたアレンジ力は、さすがナムコのファミリーシリーズです。
ムチ入れのタイミングからスタミナ配分までよく出来ていると思います。
マイナスな点
どのコースにやたらと障害物があったりしてどうも従来の競馬のイメージからすると違和感があります。
菊花賞、ダービーなどの大きなJRAのレースもあるのですが、それらも障害レースなので競馬ゲームとしてとらえるとあれっ?て感じです。
まとめ
大体にしてレース中に堂々と他の馬の妨害ができるので、これは従来の競馬と似て非なる別の競技なのです。
レース自体のシステムは、よく出来ていてパワーアップ・アイテムを取ってレースするのはマリオカートの前身となったのでは?
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