F1ゲームは数あれどプレイヤー同士が2分割した画面でタイマン対決する珍しいゲーム。
ただこれって誰が望んでいたのだろう?
機種 | スーパーファミコン |
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メーカー | ナグザット |
ジャンル | レース |
発売日 | 1992年3月27日 |
価格 | 9,350円 |
容量 | ? |
ゲーム概要
見下ろし型、左右二分割式の対戦レースゲーム。
メインは2人対戦できるVSモード。
画面上にはコンディションメーターが表示され車のダメージが分かる。
それ以外にもダメージメーターがありゼロになるとリタイアとなる。そうなる前にピットインで修復する事ができる。
サバイバルモード
毎回規定の順位に入らないと次のレースに出場できない生き残りモード。
レーク毎に規定順位が上がり条件が厳しくなってくる。エキスパート7戦、プロ5戦、ビギナー3戦。
VSモード
2人対戦専用モードで画面上には運転する2台以外の対向車は登場しない。
チャンピオンモード
世界各国のサーキットを転戦するモード。
ポイントによってワールドチャンピオンが決定する。プロは8戦、ビギナーは4戦する。
1位16ポイントから順位が下がる毎にポイントも下がる。
スロットモード
ステアリングは自動でアクセル、ブレーキ、ギアのみを操作する初心者の練習用モード。
十字ボタン | ハンドル操作、モード選択 |
Aボタン | 使用しない |
Bボタン | アクセル |
Xボタン | 使用しない |
Yボタン | ブレーキ |
LRボタン | シフトアップ、シフトダウン |
セレクトボタン | ポーズ中に押すとリタイア |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
BGMは結構良いんだよな。発売当時に流行っていたフュージョンですね。
コンプレッサーの効いたバキバキのベース音が良い味出してます。
攻略動画
ゲームレビュー
たまたまブックオフに110円で売っていたので購入したのですが、本作、バトルグランプリの情報は本当に少なく苦労しました。
オープニングは横視点のリアルタイプの画面でファミコンとの違いを見せますが、ゲームが始まると真上からの見下ろし視点でファミコンと変わらないし、操作していてもファミコンのレースゲームと大差ない感じですね。
一応次のコーナーでどっちに曲がるかを知らせてくれるのですが、コースの全容がつかみにくく操作性はあまり良くありません。
2人対戦だったら少しは面白いのかなと思いますが、1人プレイだと画面を2分割してコンピューターと対戦するってシステムが大いに疑問が残ります。
販売メーカーのナグザットは、加賀電子株式会社の子会社でゲーム制作をしていた会社ですが、ファミコンでもスーファミでもこれと言ったヒット作はありませんでした。
バトルグランプリをプレイしてみて何となくその理由が分かったような気がする・・・
評価できる点
たくさん発売されていたレースゲームの中でプレイヤー同士がタイマン勝負できるゲームというのはユニークではあります。ただ他のライバル車は一切登場しないのでそれが面白いかと言うと?
マイナスな点
全体的に表記が英語でとっつきにくく直感的に理解しにくい。
レースに詳しい人からパッと見で分かるかも知れませんが、詳しくない人、特に低年齢層には説明書を読んでも理解が難しくマニアック過ぎたのではないでしょうか。
画面が狭いのでコースの先が判りにくいし、1人プレイでも画面が2分割される意味が分からない。
独断評価チャート
まとめ
ファミコンからスーパーファミコン初期に出せばある程度ゲームソフトが売れていた時代を象徴するようなゲームですね。110円で売られていたのも納得の出来です。BGMが良いのだけが救いかな。
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