ポニーのファミコン参入デビュー作品。
ネコを主人公としたほのぼのアクションゲームと思いきや、その実態は?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ポニー |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1985年11月21日 |
価格 | 4,900円 |
容量 |
ゲーム概要

トップビュー方式アクションゲーム。
プレイヤーは、母猫ミルキーを操作して子猫マイケルを助けに行く。
ステージには敵キャラクターとして無数にいる『いじわるドッグ』、魚を盗むと包丁をもって追っかけてくる『魚屋のおっさん』がいる。
マイケルを無事自宅に連れ戻したらステージクリア。全8ステージでエンディングなし、以降ループ。
敵に接触する、車にひかれる、自ら開けたマンホールに落ちるとワンミス、ミルキーのストックをすべて失うとゲームオーバー。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | ジャンプ |
Bボタン | マンホールの開閉 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
短い同じフレーズの繰り返し、かつ不協和音、とにかくこのBGMはヤバイです。
しかもプレイ中のBGMはたったこれだけしかない!
モデスト・ムソルグスキーによるクラシック組曲『展覧会の絵』の中の『卵の殻をつけた雛の踊りが』原曲らしく、言われてみれば確かにそんな感じですが、このワンフレーズだけを繰り返してゲームに使うとはムソルグスキーもまったく想定していなかったでしょうね。
攻略動画
ゲームレビュー
おにゃんこTOWNは、ネコを主人公、犬を敵キャラクターに設定したアクションゲームです。
発売元はポニー、当時人気だったグループアイドル、おニャン子クラブのレコード発売元ですが、おニャン子クラブとは一切関係ありませんが当時のおニャン子クラブの人気に便乗したのは確かでしょう。
登場するのは特別何かのキャラクターを起用したゲームではなく、単なる猫と犬のオリジナルキャラクターです。
発売当時、このゲームを持っていたのは少数派だったはずです。
何しろあの名作スーパーマリオブラザーズが2か月前に発売されていたのです。
そんなブームの中で発売されたおにゃんこTOWNは、とてもスーパーマリオに対抗できる内容ではありませんでした。
同じようなステージを繰り返しで主人公の武器は無く、出来る事は逃げるのとマンホールの開閉のみというシンプルさ。そしてさらに同じフレーズを繰り返すBGMがプレイヤーをイラつかせます。
やっとの思いで子猫マイケルを捕まえるとスピードダウンし、ジャンプも出来なくなるという制限ができるのも、こんなゲームでリアルさを演出されてもねえって感じ。
開発元は悪名高きマイクロニクス。妙に納得の内容です。
敵キャラクターをマンホールを開けて閉めて閉じ込めるシステムは、視点は違いますがドアドアと似ています。そういや同じ85年発売か、パクったのかな?
魚を盗むと無敵キャラの魚屋のオッサンが包丁を振り回して延々と追っかけてくる、しかもマンホールには落ちないので実に恐ろしい敵キャラです、
評価できる点
パッケージのイラストがかわいい。それ以外はうーん・・・
マイナスな点
とにかく単純過ぎて2面の時点で飽きが来ました。
ステージが変わっても色が違うだけでほどんと変化なし・・・BGMのバリエーションもワンパターン。
独断評価チャート
まとめ
おにゃんこTOWNは、ファミコンの名作タイトルとしてはまず名前が挙がらない同じステージとBGMを使いまわしたクソゲーと言えます。
2025年現在もプレイしてみて普通に面白くないゲームです。
ただ当時はそれも許された時代で購入してもらった子供たちはそれなりに遊んでいたのでしょう。
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