ファミコンでの発売はラストとなるドラクエ4。
パーティーに参加するメンバーは大幅に増えて8人になり5章構成の大ボリューム。
ストーリーは一方通行気味でゲームの難易度はそれまでに比べると大幅に下がった。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | エニックス |
ジャンル | RPG |
発売日 | 1990年2月11日 |
価格 | 8,500円(税別) |
容量 | 4M |
累計売上 | 304万本 |
ゲーム概要
コマンド入力式テキストRPGの第4弾。
全5章構成になっており、1から4章までの個別のストーリー、5章が全員集合したストーリーとなっている。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動。コマンド選択 |
Aボタン | コマンドを決定 |
Bボタン | コマンドをキャンセル |
セレクトボタン | 使用しない |
スタートボタン | ゲームの開始 |
4からの新システム
AI
ドラクエシリーズ初のAIによる自動攻撃が出来るようになった。
しかし、この時代ではまだまだ賢さが足りなくてアホな行動を取るので、大事な戦闘では自分で指示する必要があった。
馬車システム
馬車を利用する事で最大4人のパーティーが控えメンバーと入れ替え可能になった。
ちいさなメダル
メダル王にちいさなメダルを渡してレアアイテムのプレゼントがもらえるようになった。
5章構成
第1章 王宮の戦士たち
辺境の地、バトランド王国の戦士ライアンが主人公。
最初の章だけあって基本に忠実で魔法もなく難易度も低く入門用となっている。
ライアン以外にも洞窟でNPCのホイミンを仲間にする事ができる。
第2章 おてんば姫の冒険
サントハイム城の姫アリーナとその従者、魔法使いブライと神官クリフトの物語。
武力のアリーナ、攻撃魔法のブライ、回復のクリフトと3人の能力のバランスが取れている。
第3章 武器屋トルネコ
レイクナバの住む商人トルネコが主人公。
戦いよりも商売に重点が置かれたユニークな章。
固定のパーティーメンバーは登場せずにNPCをお金で雇うことができる。
第4章 モンバーバラの姉妹
踊り子マーニャと占い師ミネアの姉妹が、錬金術師だった父エドガンを殺害したバルザックに仇討ちを果たす物語。
他の章に比べてダークなストーリー展開となっている。
第5章 導かれし者たち
主人公である勇者と7人の仲間たちが合流してボスであるエスタークを倒し、真の帝王であるデスピサロを討伐するのが最終目標。
ラスボス:デスピサロ
頭を落とした後が本当の勝負。
アリーナのかいしんのいちげきとマーニャのメラゾーマが頼り。
BGM
これまでよりもさらにバリエーションが豊富に。
第4章のラテンっぽいBGMが印象的。
交響組曲ドラゴンクエスト4 導かれし者たち
収録サントラCD
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ドラクエ4の裏技
裏技検証
ゲームレビュー
3までの勇者ロト伝説の流れをブッタ切り、新たなドラクエがスタートしたのがこの4でした。
その一番の違いは自由度の低さです。
ある意味、親切設定とも言えますが、3までにあった初期段階から好きな場所に行く自由気ままさは、ほぼなくなり一方通行のストーリー展開になっています。
1章は入門用なので超かんたん、2章もキャラのバランスが良いので特に苦労なく進める、3章は商売を楽しめるかどうかがカギ、そして4章はおそらく最も難易度が高い章で、なんでいきなり難易度が上がるんだ!?とやや理不尽さも感じました。
ボスのバルザックもベホマ使うし強かった。
5章は、人数が多いせいか、サクサクと進み、戦闘も馬車システムのおかげで全滅する心配はほぼなくなりましたが、油断していたところでボスであるキングレオが強くて2回ほど全滅しました。
その後は特に苦労する場面もなく妙にサラっとしたエンディング。
大河ドラマのロトシリーズとは明らかに別の流れでした。
評価できる点
各章の主人公が集まり最終章で合流するというシステムは、ファミコンではキングスナイトがありますが、あちらは実質シューティングゲームでした。
ドラクエ4ではきっちりとしたストーリーやキャラクター設定があり、プレイヤーが各キャラクターに愛着や思い入れがあった状態で5章を向かえるので気分的な高揚感はかなりのものでした。
マイナスな点
本作から導入されたAIがかなり頭が悪く、クリフトがまったく効かないボスとかに何度もザラキを繰り返したりとか、結局プレイヤーが自分でやらなけらばいけない事が多かったのでした。
まとめ
章仕立てのストーリは当時斬新な試みでしたが、容量が足りなかったのかやや尻切れトンボな印象が残ってしまいました。
面白いか面白くないかというと、間違いなく面白いかったけどファミコン最後のドラクエにしては手ごたえがあまり無かったかな?という印象でした。
ドラゴンクエスト4 導かれし者たち攻略動画
エンディング
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