エクセリオン【FC】操作には慣れが必要なシューティングゲーム

シューティング

アーケードから移植されたジャレコのファミコン参入第1弾ソフト。
慣性が働く独特のクセがある操作方法が好みの分かれるシューティングゲーム。

機種ファミリーコンピュータ
メーカージャレコ
ジャンルシューティング
発売日1985年2月11日
価格4,500円
容量192KB
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ゲーム概要

上下左右に疑似スクロールする一発アウト式シューティングゲーム。

プレイヤーは、ファイターEXを操縦して全ステージクリアを目指す。

全8ステージ構成。1、5ステージは山岳地帯、2、6ステージは草原、3、7ステージは未来都市、4、8ステージは遺跡。4ステージごとにボーナスステージがあり、敵を倒した数だけチャージに加算され、40機倒した場合はパーフェクトとしてチャージが60加算される。

20,000点と50,000点でファイターが1機ずつ追加される。

武器

デュアルビーム
2発同時に玉を発射できる。チャージに関係なく撃ち続けることができる。

シングルビーム
フルオート発射が可能で強力だが、敵に命中しない場合チャージが減っていきチャージが0になると使用不可能になる。弾を敵に命中させるとその数だけ再びチャージされる。

画面右下に表示される数字はシングルビームの弾数(チャージ)を表す。ゲームスタート時には50発ある。

ゲームストーリー

宇宙世紀2991年、青銀河CP17ゼニスの第6惑星「エクセリオン」は、かつて友好関係にあった第7惑星「ゾルニ」の奇襲攻撃を受けた。
ゾルニ軍撲滅のため、エクセリオン軍の最新鋭迎撃機「ファイターEX」はつぎつぎと発進していった……。

説明書より
ゲームクリア

全8ステージクリア。エンディングなし。

ゲームオーバー

敵や敵の攻撃物に接触するとワンミス、ファイターEXのストックをすべて失うとゲームオーバー。

コントローラー操作

十字ボタンファイターの移動
Aボタンシングルビーム発射
Bボタンデュアルビーム発射
セレクトボタンゲームモード選択
スタートボタンゲームの開始、ゲームの一時中断・解除

BGM

起動時のBGMだけでした。まあ昔のゲームだから仕方ないか。

攻略動画

【FC】エクセリオン【1周クリアまで】(全8面)

ゲームレビュー

エクセリオンは、ジャレコから発売された擬似3Dスクロールシューティングゲーム。
その特徴は何と言っても独特の浮遊感のある慣性が効いた操作感覚です。

自機であるファイターEXは、飛行感覚を表現する為に少しずつコントローラーに遅れて反応します。
これが実に不安定でもどかしいのです。

この操作が合わない人はクソゲーの烙印を押すでしょうし、合う人は名作と評価するでしょう。
賛否が分かれやすいゲームですね。

評価できる点

1985年時点(アーケードは1983年)でそれまでのシューティングゲームにあった不満点のいくつかを解消している点があります。

一番は自機が8方向に自由に移動できる点です。
すでに前年1984年にゼビウスがファミコンで発売されていたので、特別に目新しい要素ではありませんでしたが、ギャラガで画面下に張り付いたままで横移動しかできなかったインベーダーゲームの流れがまだ残っていた時代には、かなり自由度が上がった!とプレイヤーは感じた事でしょう。

さらに本作オリジナル要素として浮遊感のある操作感、多重スクロールする背景など脱ギャラクシアンの流れを感じます。

この背景どこかで見た事あるような?と思い返してみたら、同じくジャレコから発売されたシューティングゲーム、ゲイモスと非常に良く似ていました。

マイナスな点

基本的にはギャラガをアレンジして慣性を加えたようなゲームで強烈なオリジナリティーがあるゲームではありません。

ギャラガの次作ギャプラスが発表された時点でエクセリオンはすでにちょっと古くなってしまっていたかも。

独断評価チャート

エクレリオンの評価チャート

まとめ

この時代のシューティングゲームとしては、なかなか良作ではないでしょうか。
かなり単純とは言え操作方法に慣れさえすればまずまず楽しめます。

2020年代にプレイすると物足りないですが、1985年当時だったら斬新な要素のあって良作シューティングゲームだったのではないでしょうか。

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