アーケードからファミコンへの移植作品だが、かなりのギャップがあり当時ガッカリしたファンも多かったミリタリーアクション。あまりの難しさに怒りがこみあげてくる?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ケイアミューズメンドリーム |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1986年11月26日 |
価格 | 5,500円(税別) |
容量 |
ゲーム概要
トップビュー型、縦スクロールアクションゲーム。
密命を受けて某国へ潜入したラルフとクラークが敵陣に乗り込む。
フィールド内には、パワーアップアイテムや補給アイテムがあり、それらを取得する事で燃料の補給やパワーアップできる。
2人同時プレイ可能。
全4ステージ構成。エンディングあり。
敵弾に接触するとワンミス、ストックをすべて失うとゲームオーバー。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | 手榴弾発射 |
Bボタン | マシンガン発射 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
戦車
主人公は、フィールドにある戦車に乗る事ができる。乗っている間は地雷、ミサイル系にはダメージを受けるが敵のマシンガン攻撃は防げる。
最大99あるエネルギーがゼロになると動けなくなり、数秒後に爆発する。
乗車 | Aボタン |
降車 | Aボタン+Bボタン |
自爆 | Bボタン+Aボタン |
裏技
コンティニュー
GAME OVERの文字が表示される前にA、B、B、Aボタンを順番に押す。
ステージセレクト
タイトル画面で上,下,A,A,B,左,右,A,B,上,A,下,右,右,左,B,上,左,A,右,B,左,右,A,左,上,A,下,A,右,左,B,スタートの順に押す。
BGM
緊張感があり勇ましいBGMはいかにも戦場を連想させ、激し過ぎるドラムの連打はゲーム中の銃弾を連想させます。1986年発売にしてはバリエーションが少ないのが残念。
攻略動画
ゲームレビュー
怒(IKARI)ってタイトル名は、かなりインパクトがあります。一体何に怒っているのか?
どうやら発売前年の1985年に映画『ランボー 怒りの脱出』が公開されてヒットしているのでそこから拝借したようです。
舞台背景はよく分からず、密命を受けて某国へ乗り込むというストーリーは、かなりボンヤリしていて雑、
たった2人で敵陣に攻め込む事自体が荒唐無稽ですが、映画『ランボー』の影響で戦場なのになぜか上半身裸ってのがまたツッコミ所です。バカゲーという意味でも縦スクロール版いっきみたいな印象です。
その反面、調子に乗ってマシンガンを連射していると弾切れになってしまいます。
この時代のファミコンゲームで弾切れって設定は珍しい。変なところにリアリティーがあるのね。
敵の数が多いなー。そして主人公の動きは鈍い。でも当時のファミコンのアクションゲームって大体こんな感じじゃないかな。
評価できる点
2人同時プレイができる!この手の縦スクロールアクションで意外と少ないんですよね。
って言うかひとりではクリアするのはかなり厳しいかも。
難易度が高い救済措置として何度でもコンティニュー可能なのが救いか。
マイナスな点
敵の攻撃が激し過ぎて処理落ち気味。
全体的に難易度が高く敵の攻撃パターンや出現位置を覚えなければクリアはほぼ不可能。
独断評価チャート
まとめ
一般的にクソゲーって言われているけど、そうかな?難しいけどそれなりに遊べるアクションゲームです。これよりひどいクソゲーってたくさんあるし、おそらくクソゲーって言う人はアーケード版のイメージとのギャップがあったのでそう思うのかなと。
現在ではアーケードアーカイブスでアーケード版がプレイできるので基本ファミコン版は不要ですが、昔を懐かしむオールドファンや昔のゲームってこうだったんだ!って知りたい若い層にはプレイする価値はあるかな?
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