巨匠、手塚治虫によるアニメ鉄腕アトムを原作にコナミが発売したファミコンソフト。
だけど何かが違う、これじゃない感が?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | 販売:コナミ 開発:ホームデータ |
ジャンル | アクション(横) |
発売日 | 1988年2月26日 |
価格 | 5,500円(税抜) |
容量 |
ゲーム概要
サイドビュー横スクロール式ライフ制アクションゲーム。
謎解きをしながらクリアしていくパズル的要素もあり。
全10ステージ構成。
子供たちを救い出してNEWトーキョーへ戻れたらゲームクリア。
敵や敵の攻撃物に接触するとウラン(ライフ)減、アトムのウランがゼロになる、水中落下ミス等でゲームオーバー。
コントローラー操作
十字ボタン | アトムの移動 |
Aボタン | ジャンプ、左右押しながら+3回で飛行 |
Bボタン | パンチ |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
メインBGMはアニメ版のお馴染みのテーマソングです。これ聴くと安心して遊べるタイトルに思えるんだけど内容は・・・他のBGMはこれと言った特徴や特筆すべきものはありません。
攻略動画
ゲームレビュー
本作『鉄腕アトム』は1988年に発売されたファミコンソフトです。
ただ何でこの時期に鉄腕アトムをゲーム化する事になったのかが謎。
カラーアニメ版は1981年に終了しているし、何でもかんでもファミコンソフト化すれば売れた時代はとっくに過ぎているし、登場する主要キャラクターは、アトム、妹のウラン、お茶の水博士、ひげおやじを除くと原作に登場するのはひょうたんつぎくらいだろうか。
他は白くまのフーさん?ファイヤーガキ?何それ・・・
アイテムでネズミのミッキーっていうのがいるけど、いいのかコレ?
ステージ1は近未来的で何となくアトムをイメージさせるけど、まるで悪魔城ドラキュラのようなおどろおどろしいステージもあり、中近東っぽいステージもありと違和感ありまくりの世界観です。
1988年といえば、まだ手塚先生がご存命の時期なのですが、ゲームの監修なんてやる暇なかっただろうなー。
販売元のコナミと言えばグーニーズやがんばれゴエモンシリーズ等のさまざまな名作アクションゲームがありますが、本作はどちらかと言うとそっち寄りじゃなくバンダイのキャラゲーみたいな仕上がりです。
説明書に一応ストーリーらしきものが書いてありますが、光の神アハーがアトランチスを海底に沈めてから、闇の神ゾラーが強大になってきた?超能力を持つ教祖アバブ?
いや分かんない、分かんない、アトムと関係ないし、なんか電波っぽいし。
評価できる点
アトムの飛行する姿とかサーチライトは結構原作っぽいかなと思います。
マイナスな点
お茶の水博士から表示されるメッセージがすべてひらがなです。せめて『アトム』くらいはカタカナにしても良かったのでは?1988年発売でこれはないな。このオールひらがな表記が妙に本作の電波っぽさを演出しています。
操作性にかなりのクセがあり、飛行するだけでも説明書を読まなければまずやり方が分かりません。実際に私はステージ1後半のジャンプで超えられない壁でどうして良いか分かりませんでした。そして操作方法が分かっても難しくてなかなか飛べません・・・
独断評価チャート
まとめ
ロックマンとかメトロイドもどきの出来の悪いアクションゲームといった感じです。
そもそもキャラクターとか世界観が鉄腕アトムじゃないです。もしかして別のゲームを企画してポシャって無理やりアトムのキャラゲーにしちゃった?
鉄腕アトムという超メジャーなキャラクターに対してゲーム内容があまりにもシュール過ぎて付いて行けませんでした。原作とのギャップがあり過ぎ!
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