ファミコン本体と同時発売されたドンキーコングの息子、ドンキーコングJRが活躍する続編でアーケード版からの移植作。
あのマリオが悪役として登場するレアなゲームでもある。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | 任天堂 |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1983年7月15日 |
価格 | ROM 3,800円 ディスク書き換え 500円 |
容量 | 192K |
ゲーム概要
マリオに捕らえられた父ドンキーコングを息子であるジュニアが救出しに行く固定画面のサイドビューアクションゲーム。
初期に発売されたカセットに文字のみのバージョンとのちに発売されたイラスト入りのバージョンがある。
マリオがいる画面上部にあるカギを奪うとステージクリア。全4面構成。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | ジャンプ |
Bボタン | 使用しない |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
ステージ
ステージ数 | 内容と敵キャラ |
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1 | 舞台はジャングル。 赤と青のワニ、スナップジョーを避けながらカギを奪うとクリア。 |
2 | 舞台は南国の島。 空飛ぶ怪鳥、ニットピッカーを避けならがカギを奪うとクリア。 |
3 | 舞台は電気柵がある発電所。 オレンジと青の謎の電気球体、スパークを避けながらカギを奪うとクリア。 |
4 | 舞台はコングが幽閉される牢獄。 鎖にぶら下がった6つのカギを全て押し上げて、鍵穴に差し込むとコングを救出できる。 |
ツタでの高速移動
登る時は2本、下る時は1本のツタを使うとジュニアが高速移動できる。
フルーツアタック
ステージ上にあるフルーツを敵に落として命中させると400点ボーナス。
まとめてノックアウトするとさらにスペシャルボーナスが加点される。
BGM
ステージ毎にBGMが変化するのは当時としては画期的でした。
少ない音数でもバリエーションがあり、飽きないように工夫されています。
ゲームレビュー
個人的にドンキーコングJRと言えばゲーム&ウオッチなんですよね。
こちらは自分で持っていた訳じゃないけど、友達から借りてさんざんやりました。
ファミコン版のほうは、ほとんどの友達がドンキーコングのほうを買っちゃったのであまりプレイした記憶がありません。
大人になって中古で購入してプレイしてみたら瞬殺されてあっという間にゲームオーバー。
改めてファミコン黎明期のゲームの厳しさを実感しました。
評価できる点
前作であるドンキーコングに比べてツタを上り下りする動きが加わり、操作が複雑になりました。
ファミコン黎明期のソフトでありながら、まったく異なるステージ構成とBGMを用意してユーザーを飽きさせない工夫が感じられます。
マイナスな点
最初は難しいと感じてでも全4面はボリュームがなく、慣れるとやっぱり飽きやすい。
鞭を持ったマリオが完全な悪役で最終ステージでは高台から落下して死亡してしまいます。
必死に父を救出しようとするジュニアに対して意地悪な攻撃を仕掛けてくる悪役のマリオというのは、当時を知らないファンにとってはショッキングかも知れません。
まとめ
現在ではかなりシンプルなゲームですが、発売当時としてはステージ構成にしてもボリュームにしても画期的なソフトでした。
気分転換にサクっとプレイするには良いかもしれません。
ところで父のドンキーコングは、その後の作品にも登場しますが、ジュニアは何をしているのでしょうか?
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