バーガータイムは、アーケードからファミコンに移植された上からバンズや具材を落として巨大ハンバーガーを完成させるという奇想天外な戦略性が問われるパズル要素のあるアクションゲーム。
コンセプトはユニークだけど、いかんせん子供向けにしては難易度が高すぎた?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ナムコ |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1985年11月27日 |
価格 | 4,500円 |
容量 | 320KB |
ゲーム概要
固定画面アクションゲーム。
プレイヤーは、主人公でコショウを武器にするコック、ピータペッパーを操作してステージ上にある全てのバンズを上から落とし、巨大なハンバーガーを完成させる。
敵キャラクターは、ウィンナー、目玉焼き、ピクルスとハンバーガーの材料達。
ハンバーガーの間に挟んたり、バンズや具材と一緒に落下させると敵を倒せる。
コショウを使えば一時的に敵をやり過ごせるが、使えるのはステージで5回まで。
コントローラー操作
十字ボタン | ピータペッパーの移動 |
Aボタン | コショウ発射 |
Bボタン | コショウ発射 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
ステージ用BGMはワンパターンのみ。
これがプレイヤーを妙にあせらす絶妙の曲でした。
バーガータイムの攻略動画
ゲームレビュー
元々のアーケード版『ハンバーガー』は、データイースト作品でファミコン版は『バーガータイム』にタイトルが変更されナムコから発売されました。
その後にデータイーストからディスクシステム書き換え専用ソフトとして発売されたというややこしい経緯があります。
その為、ナムコが不参加だったディスクシステムで発売された唯一のタイトルとなっています。
パッと見は簡単そうに思えるかも知れませんが、敵の数は多く動きも早め、主人公はジャンプができずにコショウで一時しのぎをするだけなので、敵のアルゴリズムを完全に理解しないとかなり苦労します。
最初にプレイした時は、バンズの間に敵を挟もうとするあまり、ゲームオーバーを繰り返しましたが、攻略動画を見てバンズや具材に乗った敵を一緒に落とすのが有効だと理解しました。
なーんだそうすれば良いのか!とそれを踏まえて再プレイをしてみましたが、やっぱり難しいじゃん!
こりゃ1面クリアするのも一苦労ですね。
評価できる点
何と言っても巨大ハンバーガーを踏みつけて落下して敵キャラクターを具にしてしまうという個性的なゲームコンセプトです。
主人公や敵キャラ達は、一体どんな設定なんだ?って感じですが、他に類を見ないほどユニークでインパクトがあります。
問題点
操作性が微妙に悪く、十字キーの移動、コショウを出すタイミング共にややタイムラグがあります。
バンズの上に乗っても急いで移動すると落ちなかったりと操作には慣れが必要です。
また、この手の固定画面ゲームのお約束であるモニターの左右両端からワープできる構造になっていないのもこのゲームの難易度を上げています。
独断評価チャート
まとめ
固定画面で難しすぎる難易度、バリエーションのないステージ展開とBGMなど、初期ファミコンの特徴がつまったバーガータイム。
しかし、その個性的なコンセプトは何年経っても非常にインパクトがあり、難しいだけになかなか飽きにくいゲームでもありました。
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