メトロクロスは、アーケード版からの移植されたジャンプして障害物を避けながらゴールするシンプルなアクションゲーム。
ファミコン版ではアレンジされ新キャラクターやアイテムが追加されている。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ナムコ |
ジャンル | アクション(横) |
発売日 | 1986年12月16日 |
価格 | 3,900円 |
容量 | 512KB |
ゲーム概要
時間制限のある右横スクロール式アクションゲーム。
プレイヤーは、主人公である『傷だらけのランナー』を操作して障害物のあるステージを制限時間内にゴールを目指す。
ラウンド内には緑色の床になっているスリップゾーンや落とし穴、ハードル等のさまざまな障害物が置いてある。
ランナーができる事はジャンプのみで攻撃はできない。
1ステージは4つのラウンドから構成され3ラウンドをクリアすると4ラウンドの制限時間に前の3ランドの残りタイムが加算される。
全32ラウンド構成。
コントローラー操作
十字ボタン | ランナーの移動 |
Aボタン | ジャンプ |
Bボタン | スペシャルドリンク |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
パワーアップアイテム
アルミカン
蹴ればボーマス、上から踏みつぶすとタイマーストップ。
スペシャル・ドリンク
ランナーがスピードアップ。
効果はスペシャルラウンド終了まで持続する。
スケートボード
スリップゾーンでも減速せずに移動できる。
ジャンプすると消滅する。
スーパーブーツ
一定時間、無敵になる。
スペシャル・ドリンクパック
通常のスペシャル・ドリンク2本分の効果。
BGM
楽しくも哀愁のあるジャズ風のBGMがおしゃれです。
ギャラガ、ドルアーガの塔などの初期ナムコの名作BGMを担当した大野木宣幸による作曲。
攻略動画
ゲームレビュー
メトロクロスを一言で表現すると時間制限付き障害物レースゲームです。
ただし、レースと言っても競争者はなく傷だらけのランナーはずっとひとりでラストまで孤独に走り続けます。
プレイしてみて何か別のファミコンゲームに似ているな?と思っていたらエキサイトバイクでした。
あちらはバイクでこちらは人力ですが右スクロールの障害物レースでジャンプ台まであるという共通点がいくつかありますね。
『傷だらけのランナー』は、記憶を失っており、なぜ自分がこんな事をしているか分からないまま脱出を目指してひたすり走り続けます。ゴールした後に膝を曲げ息を切らすその姿が妙に哀愁があって印象の残ります。
評価できる点
とにかく分かりやすくシンプルなゲームなので誰でもすぐにプレイできます。ただし難易度はやや高めです。
地下で障害物レースをする、しかも落とし穴まであるってのはかなりシュールな設定ですが、その独特な世界観がこのゲームの唯一無二な個性となっています。
マイナスな点
この時代のゲームだから仕方ない面もありますが、ストックがある残機制ではなくワンミスで即ゲームオーバーなのは厳し過ぎますね。
それと内容がシンプルなだけに飽きがきやすい。
独断評価チャート
まとめ
ステージ構成は決まっているので典型的な覚えゲーですが、かなり反射神経も使うのでプレイヤーの年齢が高くなると厳しいかも知れません。
しばらくするとまた遊びたくなる妙な魅力があるゲームです。
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