子供達はもちろん、「ゲームは1日1時間まで!」でお母さん達からの受けもよかった高橋名人がとうとうゲームの主人公になった!
内容はシューティングではなく意外にもスーパーマリオ風の普通の横スクロールアクションゲーム。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | 販売:ハドソン 開発:エスケイプ |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1986年9月12日 |
価格 | 4,900円 |
累計売上 | 105万本 |
高橋名人の冒険島の概要
右横スクロール式アクションゲーム。
セガのアーケードゲーム「ワンダーボーイ」の主人公を高橋名人に変更しての移植作。
プレイヤーは、高橋名人を操作して悪の大王キュラにさらわれた恋人ティナを救出するため、森あり、山あり、洞くつありの南の島に挑む。
8エリア4ラウンド制の全32ステージ構成でライフ制。
ライフは敵の攻撃を受ける以外にも時間経過と共に減少するので、フルーツを食べる事で回復する必要がある。
名人の武器となる石オノは、道に落ちている卵を割ることでゲット出来ます。
コントローラー操作
十字ボタン | 左右移動 |
Aボタン | ジャンプ |
Bボタン | 石オノ Bダッシュ |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
高橋名人の冒険島の裏技
コンティニュー
1エリア1ラウンドのゴール寸前のがけでジャンプ、隠れタマゴの中身のハチ助で十字ボタンを押しながらスタート
高橋名人が1up
3エリアの2ラウンドまでスケボーで行き、4の看板の近くのたまごを割ってハニーを出す。
Bボタンでダッシュしてハニーとゴールするとハニーがとしゆき君に変わり1up!
BGM
軽快で楽しくなる曲ばかりで、この時代のハドソンゲームのBGMはどれも素晴らしいですね。
この時代にしてはバリエーションも豊富で飽きさせません。作曲:竹間淳
ゲームレビュー
当時の小学生のとって高橋名人はヒーローであり憧れの人でした。
高橋名人の冒険島の発売当時の高橋名人の人気は凄まじく映画の主役も演じていました。
本当はハドソンの一従業員に過ぎなかった高橋名人がマリオやパックマンと同列に扱われても子供たちは何の違和感も感じなかったのが当時の人気を物語っています。
スーパーマリオブラザーズのヒットに影響されたハドソンは、得意のシューティングだけではなくアクションゲームのヒット作を狙ってアーケードゲームだった『ワンダーボーイ』の移植を決めました。
ゲーム完成間際に当時の副社長から「これお前にしたらどうだ?」という鶴の一声で主人公が高橋名人になったと名人本人が語っています。
評価できる点
スーパーマリオをお手本にしただけあってAボタンでジャンプ、Bボタンで攻撃と操作方法も基本に忠実で内容的にも安心して遊べるソフトです。
武器だけではなく乗り物としてスケボーが登場するのがユニークでした。
マイナスな点
スケボーに乗ってオノを取ってと段階を踏んで強くなるのはスーパーマリオを強く意識してのことかと思いますが、ゲーム自体はかなり難易度が高くクリアが難しいソフトです。
その要因のひとつがスーパーマリオのようなステージのワープができない点にあります。
だからスタートの1-1からラストの8-4まで普通にプレイするしかないのです。
どう考えても1日1時間ではクリアできないですよ名人!
まとめ
この高橋名人の冒険島シリーズは4作まで製作され1994年に発売された『高橋名人の冒険島Ⅳ』はファミコン最後のソフトとなりました。
スーファミやプレステまで関連商品が発売されているあたり、時代を越えた高橋名人のカリスマぶりは健在!?
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