ファミコン初期のマリオが活躍するアクションパズルゲーム。
相変わらず武器はハンマーでジャンプはできない・・・
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | 任天堂 |
ジャンル | アクションパズル |
発売日 | 1985年6月18日 |
価格 | 5,500円 |
容量 |
ゲーム概要
上下にスクロールする固定画面アクションパズルゲーム。
プレイヤーは、Wrecking Crew(ビルの解体屋)になったマリオを操作してステージにある壁をすべて壊すのが目的。
各階の床ではプ歩いて画面の左右を通り抜けることができる。
ドア、はしご、ドラム缶、床はハンマーを使っても壊す事ができない。
ビルにはなぜかファイアボール、スパナゴン、ナスビ仮面といったモンスター達が住み着いており、マリオによく似た容姿の意地悪おじさんブラッキーも邪魔してくる。
壁は色によって1~3段階の耐久性がある。
全100面構成。
プレイヤー自身がステージを制作できるエディットできるデザインモードあり。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | ハンマー、ステージ決定 |
Bボタン | ハンマー、ステージ決定 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
非常に地味なゲームなのに何度でもプレイしたくなる魅力のひとつがリズミカルで聴いていて楽しくなるゲームスタートとメインBGM、そして悲壮感が一切ないゲームオーバーBGMでしょう。
ボーナスステージのラテンっぽいノリがスーパーマリオのメインBGMの原型っぽい。
攻略動画
ゲームレビュー
本作レっキングクルーは、周りに持っている友達はほとんどいなかった気がします。
それもそのはず当時4.900円が定価だったファミコンカセットの中で5.500円という強気の価格設定だったのです。
その為に親に買ってもらえなかったり、自分の小遣いでも買うのをあきらめた子供達が多かったのではないでしょうか。
内容は至ってシンプルでマリオ(ルイージ)がハンマーを使って壁を壊すだけです。
しかし、ただ何も考えずに片っ端から壊していこうとすると取り返しのつかない事態になってしまうのでスタート地点でステージ全容がスクロール表示された画面を見て計画的に戦略を立てる必要があります。
マリオって配管工かと思ってたら、本業は大工でこの時代は解体業もやってたんですね。結構苦労人だな。
注目はパッケージのマリオの衣装、赤じゃなく緑なんですね。ルイージのイメージがありますが、この頃はまだキャラクターが確立されていなかったのでしょう。
評価できる点
何と言っても全100面という当時としては桁外れのボリュームです。
それぞれのステージに個性があり飽きにくくなっています。
また、ステージセレクトができるので任意のステージから始められるのも良い点です。
マイナスな点
プレイヤーの行動パターンによって戻れない場所に行ったりしてステージ開始早々に、いわゆる『詰んだ』状態になってしまう事があります。こうなるとリセットボタンを押すしかありません。
独断評価チャート
まとめ
任天堂のゲームにしては地味ですが、パズルゲームとしては良く出来ており現在でも十分に楽しめるクオリティーなのはさすがです。
敵キャラクターで初登場のブラッキーは、マリオによく似た悪役という事でワリオの原型とされていますが、ブラッキーと言えばいまやポケモンのほうが有名で彼の復活は今後厳しそうです。
本作はNintendo Switch Onlineなら追加料金無しで遊べます。
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