名作R-typeを生み出したアイレムの同じスタッフが制作に関わった縦スクロール型シューティングゲームのアーケードからのファミコン移植作。
実は名作なのに不遇なソフトだった?
機種 | ファミリーコンピュータ |
---|---|
メーカー | アイレム |
ジャンル | シューティング(縦) |
発売日 | 1990年3月16日 |
価格 | 6.500円 |
累計売上 | ?本 |
容量 | 2MB |
ゲーム概要
プレイヤーは、自機「OF-1 ダイダロス」を操作し訓練過程「イメージファイト」を通過して、ムーンベースに寄生したエイリアンを倒す事を目的としたストーリーの盾スクロールシューティングゲーム。
全8ステージ構成でステージ5までは仮想現実空間での訓練、ステージ6~8までが実践という構成。
アイテムを使わずにスタート時から4段階にスピード調整が可能。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | ショット +Bボタン:ポッドシュート |
Bボタン | スピードチェンジ |
セレクトボタン | モード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
パワーアップ
ステージ内に登場するPOWボックスを破壊すると出現する赤と青のポッドを通過する事でパワーアップが可能。
赤は逆方向ショット、青は正面のショットで最大3個まで装備できる。
9種類のパワーアップパーツを装備する事で特殊攻撃ができる。
イメージファイトの裏技
ステージセレクト
- タイトル画面でコントローラ1とコントローラ2の両方でA+Bボタンを押しながらスタート
- セレクトボタンでステージを選択できる
BGM
アーケード版しか見つかりませんでした。ファミコン版のサウンドはこれより数段聴き劣りしますね。
近未来的なデジタルサウンドがゲームの世界観と非常にマッチしています。
攻略動画
ゲームレビュー
イメージファイトと名付けられたゲームは、近所のリサイクルショップで100円で売られていて何となく購入してしばらくほったらかしにしていました。
イメージファイトというタイトルからどんなゲームかイメージができず、プレイする気が起らなかったのです。
ある時、そういやこんなソフトも持ってたんだなと取り出してプレイしてみました。
シューティングゲームだったのか!結構面白いな。そんな事を思いながらプレイしていましたが、しばらくしてコレかなり面白いじゃないか!と思い直しました。
イメージとしては名作横スクロールシューティング『R-TYPE』を縦スクロールにしたようなゲームです。(同じメーカーとスタッフ)
評価できる点
大きな特徴としてスタート時から4段階に自由にスピード調節が可能な点があります。
普通この手のシューティングゲームだとグラディウスみたいにオプションのアイテムを取って徐々にスピードアップするのが常識ですが、イメージファイトはいきなりフルスピードでプレイが可能なのです。
だからと言って慣れない内にフルスピードにすると制御できずにミスとなってしまうのでその調節加減が結構面白い。
スピード以外のオプションは、アイテムを取りながら徐々にパワーアップしていくシステムなのですが、自機を育てていく過程、これが楽しい!ちょっとザナックにも似ています。
マイナスな点
全体的に難易度が高いので途中でミスして丸腰の状態から際スタートとなるのは結構厳しいものがあります。
1面から敵が追撃ミサイル撃つわ、真横から攻撃するわ、画面下から登場するわとファミコン初期のシューティングゲームではありえない攻撃のバリエーション。
最初に1面クリアしただけでちょっと感動しちゃったくらい難しい。
だけど、理不尽な難しさじゃなくてちゃんとアルゴリズムを学習して何度か挑むとギリギリクリアできる難易度なんです。
独断評価チャート
まとめ
一般的にファミコンの名作シューティングとしてまず名前が挙がらないイメージファイトですが、ファミコン以外にもPCエンジン、セガサターン、プレステ等にも移植されている隠れた名作です。
にもかかわらずファミコン版の知名度と評価が低いのは90年とファミコン後期の発売だった事とアーケード版に比べてグラフィックやBGMが見劣りするからガッカリしたユーザーが多かったからなのでしょう。
それとネーミングですかね。当時のシューティングはゼビウスから始まってグラディウス、沙羅曼蛇、ダライアスとかそれっぽいタイトルが付けられていたのにイメージファイトっていうのはちょっとイマイチ・・っていうのが率直な感想です。
難易度は高いですが、ファミコン版単独で評価するとかなりの良い出来のシューティングゲームです。
コメント