80年代にあったツッパリブームに便乗したテクノスジャパンのアーケードから移植されたファミコン参入第一弾ケンカアクションゲーム。
時代背景は懐かしいが、30年以上経過しても新作が発売されるロングセラーシリーズ。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | テクノスジャパン |
ジャンル | 格闘アクション |
発売日 | 1987年4月17日 |
価格 | 5,300円 |
容量 | 1M |
累計売上 | ?万本 |
ゲーム概要
ライフ制ベルトスクロール式アクションゲーム。
プレイヤーは、硬派の不良くにおとなって親友ひろしを助け出すべくケンカに明け暮れる。
4ステージ制で各ステージにいるボスを倒すとステージクリア。
ステージ2のバイクシーンはファミコン版のオリジナルステージ。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 ダッシュ 左右どちらか十字ボタンを2回押す |
バイクシーン 上下 | 上に傾き、加速 下に傾き、加速 |
Aボタン バイクシーン | 攻撃(正面パンチ、背面キック) 同時押しで垂直ジャンプキック キック |
Bボタン | 攻撃(正面パンチ、背面キック) 同時押しで垂直ジャンプキック |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
えりづかみキック
敵がかがみ込んだ時に近寄り、進行方向のボタンを押す。
背負い投げ
えりづかみの状態で、進行方向の逆のボタンを押す。
ステージ構成
1面
「りき」が率いる花園高校
- 【ザコ】木刀ふりのトオル
- 花園高校の2回生
- 【ボス】りき
- 花園高校の番長。通称、マッハパンチの“りき”
2面
「しんじ」率いる暴走族軍団。
- 【ザコ】バイク乗りのタケシ
- 特攻隊のスピード野郎
- 【ボス】親衛隊長しんじ
- 後回し蹴りの得意
3面
「みすず」率いる太陽学園スケバン軍団。
- 【ザコ】カバンふりのクミコ
- ジャンプキックに弱い
- 【ボス】みすず
- えりづかみビンタが強力!
4面
「さぶ」率いる三和会ヤクザ軍団。
- 【ボス】さぶ
- 46歳の若頭でいつもピストルを身につけている。
熱血硬派くにおくんの裏技
面セレクト
ステージ2はタイトル画面の時に、コントローラー2の左を押しながら1の十字ボタンの下上右上左上を押してスタート。
ステージ3は2の下を押しながら1の十字ボタンの上下左下右下を押してスタート。
upハート
タイムの末尾が偶数の時に腰かけパンチで敵を倒すと出現。
BGM
基本的に当時流行していたツッパリロック路線のBGM。
バイクに乗りながら聴くと盛り上がりそう?
収録CD
ゲームレビュー
この熱血硬派くにおくんは、横スクロールで次々で出現する敵をなぎ倒すベルトスクロールアクションの元祖と言われています。
タイトルになった『くにおくん』とは、テクノスジャパンの社長・瀧邦夫氏からネーミングされました。
くにおくんは、不良は不良でも正義の不良だそうです。
良い人なのか悪い人なのかどっちやねん!みたいな。
とにかく登場人物が喧嘩っ早い。
女子高生のスケバンでも容赦なくぶちのめします。
ときどき関係ない通行人のおばはんもぶちのめします。
評価できる点
まず戦いの舞台が駅のホーム、電車の中、波止場とかストリートファイトなのが斬新でした。
技の出し方が実に多彩で単なるパンチ、キックにとどまらず、相手に馬乗りになってタコ殴りする腰かけパンチや、ジャーマン・スープレックスなどのプロレス技も登場します。
マイナスな点
操作方法が独特で慣れるまで時間が掛かり、難易度も高めです。
まとめ
暴走族、横浜銀蝿、なめネコ、ビーバップ・ハイスクール等が流行していた80年代前半~半ばを経て出るべくして出たツッパリが主人公のゲームがこの熱血硬派くにおくんでした。
ハチャメチャですが、当時バブル景気だった日本のようなエネルギーに満ち溢れています。
今だったらこんなゲーム、企画の段階で通らないでしょうね。
コメント
みすずが強烈でしたね。
何人もみすずが登場するのはホラーです。
当時はあんな女子高生がいたのでしょうか。。。
思わず中古ゲームジャパンで買いなおしてしまいました
そうでした。みすずの事を書くのを忘れてました。
あんな女子高生いたら怖いですね。
くにおくんは今でもやりますよ。
二面でパンチで敵をかがませて胸倉をつかんで海に投げ込む!
コレがストレス解消なんですよ~。
まぁ~一面でも線路に叩き落とすって事も出来るんですけど・・・。
久々にやるせいか最後の面の迷路がどうなってるか思い出せないです・・・泣
テクノスジャパン・・・惜しい!
今でも楽しめるってのは改めてすごいソフトですね。
線路に叩き落とすとか海に投げ込むやら文章にするとインパクトありますね(笑)