発売当時に人気だった兄弟力士をキャラクターにした相撲ゲーム。
なぜか取組はカードバドルという攻め過ぎた内容になっている。
機種 | スーパーファミコン |
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メーカー | イマジニア |
ジャンル | スポーツ |
発売日 | 1993年11月12日 |
価格 | 9,800円 |
容量 |
ゲーム概要
サイドビュー相撲ゲーム。
取組はカードバドル方式で軍配が回転している間にカードを選択し回転が止まったらカードを出す。
若乃花、貴乃花以外にもライバル力士は当時の実在のしこ名で登場する。
バッテリーバックアップ機能搭載。
本場所
プレイヤーが貴乃花か若乃花を選択して十両からスタートして横綱を目指すモード。
しこ名は任意で変更が可能。
ぶつかり稽古
9人の力士の中から選んで2プレイ対戦するモード。
最初に2勝したプレイヤーが勝利となる。
カードバトルシステム
取組みは、3枚のカードの中から1枚を選んで技を仕掛けるじゃんけんを元にした3すくみ構造になっている。
押しは引きに強く、引きは押しに強く、投げは押しに強い。
引 | 投 | 押 | |
---|---|---|---|
引 | △ | × | 〇 |
投 | 〇 | △ | × |
押 | × | 〇 | △ |
カードの効果
カードの数字が大きくなるに従って相手に与えるダメージも大きくなる。
カードを出すタイミングによって技が掛かり、相手のカードとの相性により補正値が加算される。
頭突きと押しは離れると効果減。
技 | 効果 |
頭突き | カードに関係なくダメージ |
押し | カード差により土俵まで追い込み |
突進 | 押し技の後、相手と組む |
張り手 | 相手の体力を大きく減らす |
猫だまし | 相手の攻撃を打ち消す。 (やせ型力士のみで1回休み) |
はたき込 | 土俵際で相手に大きなダメージ |
辛抱 | 相手の攻撃効果を半減 カードを全て入れ替える |
コントローラー操作
十字ボタン 左右 | カード選択 仕切り位置選択 |
Aボタン | カード決定 |
Bボタン | キャンセル |
Xボタン | 使用しない |
Yボタン | 使用しない |
LRボタン | しこ名変更 |
セレクトボタン | 使用しない |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
オープニングはラテン風でぜんぜん相撲風じゃない!
しこネーム入力や取り組みBGMは、和風と言えばそう聴こえるけどRPGとかのBGMでもおかしくないかも。
ゲームレビュー
若貴大相撲 夢の兄弟対決は、兄弟で平成の大横綱となったこの当時は仲が良かった若乃花と貴乃花をキャラクターにした相撲ゲームです。
ふたりとも令和になってもテレビ出演しているので若いゲームファンにも知名度は高いでしょう。
当時の若貴を中心とする相撲フィーバーはかなりのものでした。その相撲人気に便乗して発売されたのが本作という訳ですね。
相撲ゲームと言えばつっぱり大相撲のような対戦格闘ゲームっぽいアクション性を想像しがちですが、取組みが始まると3つのカードから技を選択して対戦するという斜め上をいくゲームです。
引き、投げ、押しが3すくみ構造になっているので要するにじゃんけん相撲ですね。
評価できる点
かわいらしいパッケージイラストの若貴と違って取組画面での力士のグラフィックは比較的リアルで迫力があります。数少ないスーパーファミコンで発売された相撲ゲームでもあります。
マイナスな点
技を繰り出すたびにカードを選択するので動きが止まってしまいます。相撲って短時間で決着が付くスリリングさとスピードが持ち味なのでマイナス点ですね。
かなりタイミング良くカードを出さないと相手に先手を取られがち。その最良のタイミングがイマイチよく分からない・・・
独断評価チャート
まとめ
対戦方式が独特なのでやはり発売当時の若貴人気あってこそのゲームと言えるでしょう。
相撲ゲームとしてもカードバトルなのでファミコンのつっぱり大相撲のような定番にはなれませんでした。
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