アーケードゲーム『マグマックス』からの移植作品でニチブツ(日本物産)のファミコン参入第一弾ソフト。
なかなかユニークな面もあったが、いかんせんキャラデザインが古臭く造りが粗いのがいなにもニチブツ。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ニチブツ |
ジャンル | シューティング |
発売日 | 1986年3月19日 |
価格 | 4,900円 |
容量 | ? |
ゲーム概要

地上はクオータービュー、地下はサイドビューの右横スクロール式シューティングゲーム。
スタート時は戦闘機でステージ上にあるパーツを集める事で合体を繰り返し巨大ロボ、マグマックスとなり地上と地下を行き来しながらステージクリアを目指す。
全4ステージを攻略するとゲームクリア。(エンディングなし)
以降ステージ1に戻り無限ループ。(3周クリアするとキャンペーンメッセージが表示)
敵や敵の攻撃物に接触するとワンミス。ストックをすべて失うとゲームオーバー。
コントローラー操作
十字ボタン | 8方向移動 |
Aボタン | ショット |
Bボタン | ショット |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
ゲーム内容同様にメリハリがないBGMですね。ただずっと聴いているとマヒしてトリップしてきそうな妙な魅力はあります。
攻略動画
ゲームレビュー
マグマックス発売元のニチブツと言えば初期のヒット作として『クレイジークライマー』と『ムーンクレスタ』が有名なメーカーです。しかしその後は大きなヒット作に恵まれずパっとせずにゲーム業界から撤退しています。
本作、マグマックスもヒットを期待して制作されましたが、いかんせん大味でメリハリがありません。ボスは3つ首のキングギドラのパクリみたいな怪奇メカ・バビロンが色違いで全部一緒なのもなんだよなぁ。
マグマックスってネーミングは、映画マッドマックスからのパクリ?いやインスパイアなんでしょうかね?
地上にいたほうが圧倒的にかんたんなのでずっと地上にいたいけど、落とし穴みたいについ地下に落ちてしまう。反対に地下から地上への移動はモニター上部を意識してチェックしてないと見逃してしまいます。
地下での敵は、やり過ごしたつもりでもなかなか通過してくれなかったり、後ろから変則移動してきたりと妙に賢くいやらしい動きをします。
評価できる点
当時のファミコンソフトとしては妙にグラフィックが良いです。
面白いのが地下面は普通のサイドビューですが、地上面はクオータービューなんですね。
この地上面ってどっかで見たな?と思ったら同じニチブツのセクロスと同じ視点でした。
マイナスな点
マグマックスがファミコンで発売されたのが1986年、とっくにガンダムもマクロスもブームになって時間が経過していた時代です。その中にあってマグマックスのキャラクターデザインやコンセプトは、あまりにも古すぎました。鉄人28号の時代で止まってるかよ!?みたいな。
ステージ上になぜか都合よくロボットのパーツが落ちているのも不可解な設定だし(そんな事言い出したらキリないか)、合体して巨大ロボになると攻撃力は確かに高くなりますが、とにかく自機がデカイので当たりやすさはハンパないです。また操作感覚もシューティングゲームにしてはモッサリとして爽快感がありません。
一番の問題点は地上がやたら簡単なのに地下に入ると逆にやたらに難易度が上がるという点でしょう。
独断評価チャート

まとめ
地上と地下移動、合体ロボットと面白い要素はありますが、まあ良くも悪くも昔のゲームって感じの大味で単純なゲームですね。
オリジナルにあたるアーケード版はSwitchやPS4のアーケードアーカイブでダウンロードが可能です。
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