ジャレコの人気シリーズ忍者くん第一弾ソフト。
目立っちゃいけない忍者のクセにやたら目立つ赤い忍者服を来た忍者くんが手裏剣のみを武器に戦う全5面の縦スクロールアクションです。(刀くらい持たせたれよ)
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ジャレコ |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1985年5月10日 |
価格 | 4,500円 |
容量 | 192K |
ゲーム概要
前年リリースのアーケード版(ユー・ピー・エル社製)からのファミコン移植版。
上下3画面分を縦スクロールするアクションゲーム。
基本アクションの手裏剣とジャンプを使って最上階にいるボスに勝利して全ての敵を倒せば面クリアとなります。
全5面でクリア後は繰り返しとなります。
敵の飛び道具に当たったり、タイムアウトになると1ミスとなります。
このゲームがユニークな部分は、一度敵に体当たりして気絶した隙を突いて攻撃出来る点です。
これによって攻撃にバリアーションが生まれます。
ボスは一度体当たりして気絶している隙に手裏剣で倒すのが基本です。
コントローラー操作
十字ボタン | 忍者くんの移動 |
Aボタン | ジャンプ |
Bボタン | 手裏剣 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
敵キャラ
- 黒子
- ザコキャラ。武器は手裏剣。
- だるま
- 2面のボス。武器はカマ。
- カブキ
- 3面のボス。武器は爆弾。
- カミナリ小僧
- 4面のボス。武器は雷。
- ヨロイ
- 5面のボス。武器は弓矢。一度気絶させないと倒すことができない。
巻き物
敵を倒した後に残す巻き物を集めるとステージクリア時にボーナス得点が加算される。
- 姫さま
- 巻き物数×2
- ぼうず
- 巻き物数×0
ボーナスステージ
タイムが残り100を切ると上空から降ってくる玉を3つ集めてステージクリアするとボーナスステージへ行けます。
制限時間内に散らばっている玉をキャッチした得点がボーナスとなります。
BGM
純和風の趣のあるBGM。
もうちょっとバリエーションも欲しかったところですが時代を考えると仕方ないか。
このゲームBGMは、30日間無料利用できるAmazon Music Unlimitedに含まれています。
忍者くんの裏技
隠れボーナス
手裏剣でやられて落ちてくる敵にさらに手裏剣を当てるとボーナス点1000点がもらえる。
ゲームレビュー
巻物を取りながら岩山を登って行き、その頂点にいるボスと戦うという非常にシンプルが良かったですね。
このゲームの一番の特徴は、敵にぶつかってもミスにならない点です。
攻撃は下から体当たりして気絶した時に手裏剣で倒すというのが定番。
またちょっと練習すればクリアできるかどうかの難易度がうまかったと思います。
いとこがこの忍者くん魔城の冒険を持っていて夏休みにかなりやり込みました。
最後のボスのヨロイを倒したときは大騒ぎでした。
基本的なゲームシステムは、この後の忍者じゃじゃ丸くんシリーズにも受け継がれます。
評価できる点
それまでのアクションゲームの常識である敵キャラクターと接触=ミスという設定を無視して一度体当たりをして気絶した敵を手裏剣で倒すという斬新な設定は、ある程度の戦略性も必要で実にスリリングでした。
同じような攻撃方法にスーパーマリオブラザーズがありますが、発売されたのは4か月遅れなので忍者くんのほうが先でした。
マイナスな点
敵キャラが全5種類、ステージ全5面というボリュームは、ファミコン初期でもかなり少なく感じます。
簡単に飽きられないように難易度は高く設定されていますが、5面をクリアしてしまうと以降は繰り返しになるのでプレイするモチベーションは大きく下がってしまいます。
独断評価チャート
まとめ
個性的なキャラクターと独自のアクションでシンプルながら非常に完成度の高かった忍者くんですが、なぜか次作からは弟のじゃじゃ丸が主人公となりシリーズを引き継ぐ事になりました。
コメント
たまにヨロイがいるステージまで行けましたが、一回も倒せませんでした。強いし火の玉も邪魔してきてあっさりやられていました。自分も当時倒していたら大騒ぎしてたと思います。(笑)
ヨロイだけ他のボスとは強さのレベルが違うから大変でしたよね。
そうそう火の玉ってジャマでしたね。