がんばれゴエモン2は、ファミコンで発売されたがんばれゴエモンシリーズ第2弾。シリーズで相棒となるエビス丸が初登場した作品。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | コナミ |
ジャンル | アクション(横) |
発売日 | 1988年1月4日 |
価格 | 5,500円 |
容量 | 2MB |
ゲーム概要
基本横スクロール、部分的に縦スクロール式アクションゲーム。
プレイヤーは、義賊ゴエモンとなって同じ牢で相部屋になったねずみ小僧エビス丸と共にからくり城の財宝を目指す旅に出かける。
前作と違い2プレイヤーがエビス丸を操作して2人同時プレイが可能になっている。
コントローラー操作
十字ボタン | ゴエモン移動 |
Aボタン | ジャンプ、決定 |
Bボタン | キセルで攻撃(パワーアップ時は小判) |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
ステージ1では前作のアレンジBGMからスタートして江戸城では前作のBGMをそのまま流用しています。ステージ・クリアした時のBGMが心地よいです。
最初から最後までアップテンポの純和風BGMが揃っています。
ゲームレビュー
がんばれゴエモン2は、実質1週間しかない昭和64年に発売された貴重な3本のファミコンソフトのひとつです。
スーパーファミコンで発売されたがんばれゴエモン2奇天烈将軍マッギネスとは別物です。さらにはファミコンでは、がんばれゴエモン外伝2も発売されているから混乱しやすいです。
ドラクエみたいに通算でナンバリングしてくれたら分かりやすかったのにゴエモンシリーズはファミコンとスーファミで別々にナンバリングするからややこしい事になっちゃった。
前作の気が遠くなるステージ構成から全10ステージ構成とすっきり分かりやすくなり、難易度はかなり低くなりました。初見でも簡単にゲームオーバーにはならずそこそこ進めます。
地獄ステージがあるのは、同じ和風アクションの源平討魔伝の影響かな?
細かい設定とかはネット上でも説明書が見つからなかったので不明です。
評価できる点
基本は横スクロールなのですが、城やハシゴを上る時は縦スクロールになるのが奥行と変化を感じます。縦横スクロールを混ぜるのは同じコナミから発売されたシューティングゲーム沙羅曼蛇の応用?
コナミらしい遊び心があり、グラディウス風のボスキャラも登場します。
日本列島を縦断する旅の要素もあり、伊勢の夫婦石、肥後の熊本城と阿蘇山、越後の雪景色など地域の名所や特色が盛り込まれたステージが魅力です。
ゲームオーバーになってもコマンド入力する事なくコンティニューが可能です。
やはり難し過ぎてクリアができないプレイヤーが多かった前作からの反省点からなんでしょうね。
マイナスな点
前作と同様にアイテムや隠し通路などは基本ノーヒントです。
3D迷路はマップが表示されるので基本迷う事はありませんが、やっぱりちょっと面倒です。
このあたり当時は長く遊んで欲しいというメーカーの思いもあったのでしょうが、現代だと面倒だと感じる点です。
独断評価チャート
攻略動画
まとめ
全体的に前作をブラッシュアップして難易度を下げたような内容でゴエモン初心者でも十分に遊べる良作アクションゲームです。
ただ前作があまりにもインパクトがあったので本作は存在感が薄いようです。
エンディングで相方のエビス丸が女の子だったという設定がありますが、続編では何事もなかったように覆されています。
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