ファミコン後期に発売された余計な装飾は一切排除した大人向け?新型ブロック崩しのようなパズルゲーム。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | タイトー |
ジャンル | パズル |
発売日 | 1989年12月15日 |
価格 | 3,900円(税抜) |
容量 | 512K |
フリップルとは?
ブロック崩しタイプのパズルゲーム。
左側にある4種類のブロックが積みあがった山に向かって右側から手持ちのブロックを同じ絵柄のブロックに当てると消えて同じ絵柄なら貫通して代わりに隣にあるブロックが手元に帰ってくる。
これを繰り返す事でブロックを減らしていく。
ブロックは真横以外にも上から投げ落とす事もできる。
間違えたブロックにぶつけると、すごいスピードで戻ってきて反動でプレイヤーはしばらく動けなくなってしまう。
ステージクリア時の残り時間はボーナスに加算される。
全50ステージ構成。
コントローラー操作
十字ボタン | 上下移動 |
Aボタン | ブロック発射 |
Bボタン | ブロック発射 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
ノーマルモード
制限時間内に規定のブロック数以下まで減らすモード。
3回までコンティニュー可能。
アドバンスモード
制限時間なし、ブロック数は3個以下まで減らすとクリアとなるじっくり考える派モード。
1回でもミスをすると即ゲームオーバーとなるがコンティニューは何回でも可能。
得点
1度に消したブロックが増える毎に得点がUPする。
- 1個100pt
- 2個400pt
- 3個800pt
- 4個1600pt
タイムボーナス・残りタイム×10pt
BGM
ステージがスタートする際のBGMやステージクリア時のBGM、タイムボーナス加算時やブロックを消した時の効果音も非常に心地よく中毒性があります。
このサウンドが聴きたくて、ついまたやりたくなってしまう。
裏技
ステージセレクト
- タイトル画面でコントローラー1の下・左・右・上・A・右・下・B・上・左の順に押す。
- スタートボタンを押す。
ゲームレビュー
フリップルは、テトリスやぷよぷよのような上から自動的にブロックが落ちてくる落ち物系ではなく、自分でブロック投げ落とし系パズルゲームです。
パッケージにもカセットラベルにもキャラクターの絵が表示されずにテキストのみというファミコンには珍しいシンプルさです。
一応ブロックを投げるキャラクターがいるのですが、たぶんコイツがフリップルなのでしょう。
この卵型スライムのような生物が何者なのかというストーリーやキャラクター設定は説明書にも一切書かれておらず謎のままなのです。
タイトーという遊び心があるメーカーの作品としては異色の地味さで、これは一種の戦略だったのかも知れません。
ゲーム内容は横方向に投げるスタイルのブロック崩しとテトリスの要素を足したような感じ。
ファミコン後期の1989年発売なので知名度が低く、かなりシンプルなゲームですが結構楽しめます。
評価できる点
サウンドが心地よいので中毒性がありますが、ステージはすぐに終了するのでいつでも止める事ができます。大人が気分転換に5分とか10分だけゲームしたい時とかに向いています。
マイナスな点
パッケージ、キャラクター、ゲーム内容、そのすべてが地味です。
同じパズルゲームでもぷよぷよのような派手な演出や連鎖は一切ありません。
独断評価チャート
まとめ
いつでも止められる感じですが、時間がある時にやると止め時が分からなくなってしまう妙な魅力があります。
低年齢層向けではなく大人が隙間時間でサクっと遊べるゲーム。そんなコンセプトだったら地味なのも納得です。
アーケード版もありますが、こちらは左側から投げるスタイルでBGMも違います。
やっぱりファミコン版のほうが良いですね。
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