テトリスは、バブルの頃に旧ソ連(ロシア)からやって来た上から落ちてくるブロックを組み立てるパズルゲーム、いわゆる落ちゲーの元祖とも言えるタイトルのファミコン版。
基本システムは、ほとんど変わらず現在まで現役で残っている貴重なゲーム。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | BPS |
ジャンル | パズル |
発売日 | 1988年12月22日 |
価格 | 4,900円 |
容量 | 512KB |
売上 | 181万本 |
ゲーム概要
画面固定型パズルゲーム。
4つの正方形の組み合わせでできている7種類のブロックが、ランダムに1個ずつ画面の上から落ちてくる。
うまくブロックを積み重ねていき、横1列(10ブロック分)隙間なく並べると、その列のブロックは消えて無くなる。
ブロックの落下スピードはステージが進むたびに速くなり、だんだん隙間なく並べるのが難しくなる。
10段階のスピード、6段階の障害から難易度を設定。
コントローラー操作
十字ボタン | 上 使用しない。 下 押すたびに90度左回転。 左 左に移動 右 右に移動 |
Aボタン | ブロックを下まで落とす |
Bボタン | 使用しない |
セレクトボタン | 次に落ちてくるブロックの表示 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
ゲームモード
STAGE
ブロックの落ちる速さ。0~9の10段階から選択してAボタンで決定する。
ROUND
障害ブロックのレベル。数が多いほどブロック数が多くなる。
BGM
MUSICから3種類から十字キーで選択、Aボタンで決定。
BGMも独特でトロイカやあんまり聴きなれていないロシア民謡的な旋律が妙な哀愁をかもし出します。
ゲームレビュー
落ち物パズルゲームの元祖、テトリスは当時のソビエト連邦の科学者アレクセイ・パジトノフ博士が1984年に教育用ソフトとして開発したものがベースとなっています。
「4つの正方形」を表すギリシャ語の「テトロミノ」がテトリスの語源です。
元々はアーケード版をセガが手掛けていた事からメガドライブでの発売を目論んでいたのですが、権利関係が複雑な為に任天堂と裁判になり、任天堂側が勝訴したのでゲームボーイ、ファミコンというハードでテトリスが発売されました。
もし、セガ側が勝っていたらメガドライブもファミコンともう少し良い勝負をしていたのかも知れませんね。
評価できる点
とてつもなくシンプルかつ完成度が高いゲームなので老若男女問わず遊べて永井期間遊べる定番ゲームとなりました。
私は高校生の頃にゲームボーイ版を友人から借りてハマってしまい、しばらくずっと遊んでいた記憶がありますが、数十年経っても普通に遊べるゲームって結構スゴイ事です。
マイナスな点
ファミコン版は下キーで回転してからAボタンで落下という独特のボタン操作でした。
一般的なゲーム感覚だとAボタンで決定なので回転させてしまい下キーで落下しようとして回転してしまい多くのプレイヤーが戸惑いを感じたものでした。
このような操作性にやや難があったのでゲームボーイ版のほうがハマりました。
実際に420万本以上売れたゲームボーイ版に対してファミコン版は181万本と大きく差が付きましたが、これは先行発売されていたゲームボーイ版に対してファミコンの操作方法は使いにくいというユーザーの素直な反応でしょう。
独断評価チャート
まとめ
テトリスは最初の内は余裕があってこんなの簡単なんて思っていても段々とスピードが上がりブロックが貯まってくるとどうしてもあせってしまいありえない失敗をしてしまう。
そのあたりのバランスが絶妙な定番パズルゲームです。
これがなければぷよぷよもコラムスもパズドラもなかったかもと考えると偉大ですね。
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