ナムコのギャラクシアンシリーズの最終作であり完成形となるギャラガ’88。
PCエンジン版は当時の家庭用ゲーム移植としては出色の出来。
機種 | PCエンジン Hu-CARD |
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メーカー | ナムコ |
ジャンル | シューティング |
発売日 | 1988年7月5日 |
価格 | 5,390円 |
容量 | 2MB |
ゲーム概要
一部、縦スクロールする画面固定式シューティングゲーム。
自機を1機さらったボスギャラガを撃破することで「デュアルファイター」に加えて2機さらったボスギャラガを撃破することで「トリプルファイター」になることが可能になった。
全29面をクリアする。(エンディングあり)
敵や敵の攻撃物に接触するとワンミス。ストックを全て失うとゲームオーバー。
ディメンションワープ
敵や障害物の隕石が落とす青い「ワープカプセル」をステージ内で2個取るとステージラストでワープすることが可能になる。
ワープによるルート選択により、同じステージ内でも敵の種類と攻撃量が変化する。
カプセルワープが成功することでディメンション数が増えランクが上昇し敵も強力になりスコアも高めなる。逆にカプセルワープを行わなかった場合は、ランクと敵の種類が同じでスコアは低めになる。
ギャラガティック・ダンシング
ギャラガ同様にあるチャレンジングステージ(ボーナスステージ)。
ワルツ、タンゴ、ビッグバンド、サンバ等のリズムに合わせてギャラガ達がダンスするように飛来する。
BGM
例のメインBGMは相変わらずですが、ファミコン時代に比べるとかなり進化しています。
これ本当にPCエンジンなの?って思うほど音質が良いですね。
注目はボーナスステージでギャラクティック・ダンシングに合わせてワルツ、タンゴ、ジャズとさまざまなジャンルのBGMが聴けます。
攻略動画
ゲームレビュー
ギャラクシアンからギャラガ、そしてギャプラスを挟んで発表されたのが本作ギャラガ’88です。
ギャラガの人気は根強く88年になっても新作が発表されていました。とは言え当時としてもすでにレトロゲーム扱いだったギャラガを蘇らせるにはさまざまな演出と進化がありました。
最大の特徴はついに3台合体となったトリプルファイターです。もう的が大きくなって被弾しやすくなるとか細かい事は気にしない!面白ければ良い!という割り切りを感じます。
シングルファイター(1機)の時だけでなく、デュアルファイター(2機)の時もボスギャラガがトラクタービームを放ってきます。
さらに背景がスクロールしたり、敵が分裂、合体して巨大化したりとプレイヤーを飽きさせない工夫がなされています。
評価できる点
本作の前身となったギャラガのようにループゲームではなく、ステージは変化に富んでおり、ループゲームではなくエンディングがあるのは進化を感じます。
撃つと分裂するエイリアン「ドン」、手裏剣を投げるエイリアン「ニン」、膨らむエイリアン「パン」、弾を弾き返すエイリアン「カン」など敵の種類と攻撃のバリエーションも増えました。
マイナスな点
反面、ファイターが相変わらず横方向しか移動できないのは、縦方向に移動できたギャプラスからの退化であり発売当時としても古いシステムとなっていました。
独断評価チャート

まとめ
当時としては目一杯の進化をしたギャラガ、とは言え相変わらずシンプルなシステムなので初心者でも十分に楽しめる良作です。
現在ではPCエンジン版は、PCエンジンミニに収録されている他、アーケード版は、switchとPS4のアーケードアーカイブスとナムコミュージアムにも収録されています。
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