アーケード版のセクターゾーンのファミコンに移植して海外向けにしたタイトルがセクロス。
タイトルは別として実は横スクロールバイクの一風変わった名作シューティングゲーム。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ニチブツ |
ジャンル | シューティング(横) |
発売日 | 1986年5月19日 |
価格 | 4,900円 |
容量 | 320KB |
ゲーム概要
横強制スクロールのバイクレース&シューティングゲーム。
最大の特徴はライバルのバイクと接触してもミスにならない事。
障害物ゾーンでのバイクチェイス、スリップゾーンでのバイクチェイス、砲台ゾーン、砲台ゾーンを越えての恐竜タンクとの決戦の4シーンを1パターンとし、3パターン構成のループ背景という構成。
バイクは走行したり、攻撃する事でエネルギーを消費するのでステージ上にエネルギーカプセルを取って確保しなければいけない。
エネルギーがゼロになったり、敵の攻撃を受けるとワンミスとなる。
コントローラー操作
十字ボタン | 上下: 移動 右:スピードアップ 左:スピードダウン |
Aボタン | レーザービームを発射 |
Bボタン | レーザービームを発射 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
ゲームストーリー
ここ惑星コルラには高度な文明を持つペトラ人と凶悪なバスラ族の2つの人種が共存していた。
ところが、圧倒的多数を誇るバスラ族は突如ペトラ人に宣戦布告をしたのであった。
高度な文明を持っていたペトラ人ではあったが、長年の平和主義の為武器らしいものはなく、無抵抗のまましだいに地下に追いやられるのであった。
地上に残された一部のペトラ人、あるいはパスラ族の捕虜となり命辛々逃げ出した人々は味方の救助を待っていた。
そして救助用小型ホバーリングバイク・ギルギットペトラが開発され、地上に残されたペトラ人救出の為秘密ゲートより発進したのであった。
説明書より
BGM
ゲームスタート時のワクワクする雰囲気も良いし、STAGE1は軽快でメチャクチャカッコ良い!STAGE2は、SF的な世界観を見事に表現。
セクロスの裏技
コンティニューモード
コントローラー1のAボタンを押しながらスタートボタンを押す
無敵
- タイトル画面でコントローラー2の左とABボタンを押す
- 押したままコントローラー1の上上下下を押してスタート
ステージセレクト
- タイトル画面でコントローラー2の左とABボタンを押す
- 押したままコントローラー1のAボタンとBボタンを押す毎にステージが上がるので選択してスタート
ゲームレビュー
オリジナルのアーケード版のタイトルがセクターゾーン。その頭文字のセクと当時流行のモトクロスバイクのクロスを合体してセクロス、多分そんな感じのネーミングでしょうけど、現在では別の意味になっちゃってますね。
セクターゾーンをそのままファミコンに移植した訳ではなく、問題点を改良した作品であり、メーカーもセクロスという北米版のタイトルと統一するために改題したようです。
だけど、そのおかげで発売から30年以上経過しても話題になるソフトとなっています。
ところでプレイヤーのホバーリングバイクは分かるんだけど、なんでライバルのバイクはスクーターなんだろう?そのおかげでちょっと田舎の暴走族っぽい感じがしないでもない?
このセクロスのSF的なホバーリングバイクのアイディアは多分、『トロン』っていう1982年公開のSF映画のCGによるバイクバトルシーンが元ネタになっているんじゃないでしょうか。
評価できる点
このセクロスの何が一番評価できるかと言うと、敵のバイクに衝突してもミスにならずにそのまま敵をはじき飛ばしてコースアウトさせて障害物にぶつけたりして進める事です。
当時のファミコンでは敵に接触=即アウトが常識だったので非常に斬新に感じます。
その接触OKの設定により、同じバイクゲームのエキサイトバイクとはまったく違う魅力のある非常にスリリングかつ爽快なゲームになっています。
マイナスな点
低速と高速のステージを繰り返すだけでパターンが少なくイベントもエンディングもないので飽きやすいです。
まとめ
敵のバイクを弾き飛ばす快感は、今プレイしても結構楽しいし十分遊べます。
あ、念のために書きますが、もちろん全年齢対象ソフトです!
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