前作から半年ほどで発売されたディープダンジョンシリーズの第2弾ソフト。
勇者ラルによって魔王ルウが倒されてから数百年後の話でプレイヤーは勇者ラルの末裔という設定。
基本的なシステムは前作と同じながら地下だけではなく地上への移動も可能になった。
機種 | ディスクシステム |
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メーカー | DOG(スクウェア) |
ジャンル | RPG |
発売日 | 1987年5月29日 |
価格 | 3,400円+税 |
累計売上 | ?本 |
ゲーム概要
3DダンジョンRPG。
フィールドは全8階だが、全て地下だった前作とは異なり今作では地上4階、地下4階という構成になっている。
基本的なシステムは前作同様だが、ゴミの山をあさっての宝探しや宝の武器や防具が襲ってくる等のトリッキーさは控えめになっている。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動、コマンド選択 |
Aボタン | コマンド決定 |
Bボタン | コマンドキャンセル |
セレクトボタン | 使用しない |
スタートボタン | ゲームの開始 |
テータの引継ぎ
前作にあたるディープダンジョン魔洞戦記のレベル16以上をセーブしたディスクのデータを使うと、新たに作成したキャラよりも強いキャラクターでスタートする事ができた。
BGM
前作より洗練されて臨場感のあるBGM。
特にダンジョン内のBGMはバリエーションも富んでいてかなりの仕上がり。
ゲーム自体の内容よりもなぜかBGMが前作よりも大幅にレベルアップした印象を受けます。
短期間でここまで進化するのかと驚かされます。
ディープダンジョンⅡ勇士の紋章の裏技
メッセージの表示が速くなる
Bボタンを押しっぱなしにする。
ゲームオーバーした場面からコンティニュー
コントローラー1のAボタンを押しながらコントローラー2のAボタンを10回押す。
ゲームレビュー
当時このディープダンジョンⅡ勇士の紋章は書き換えじゃなく新品で買ったんだよな。
それだけ前作のディープダンジョン 魔洞戦記が気に入ってたって事でしょうね。
ディスクシステムのソフトなのにちゃんとした紙箱に入ってたのを記憶しています。
しかし、何しろ前作からたった半年で制作、発売されたソフト。
思いのほかヒットしたからよしいったれ!っていう当時新興メーカーだったスクウェアの勢いにまかせたやっつけ仕事感をありありと感じます。
キャラクターのグラフィックの使いまわしとか多いし。
まあ当時はそれが当たり前か。
よるのおうじょ
おそらく勇士の紋章の一番の人気キャラクターが、よるのおうじょ。
裸に近いスケスケ姿のモンスターに当時の青少年はドキドキしたものでした。
それにしても夜の王女ってネーミングで服着てないってのはどうよ?
普通RPGならエルフとかなんじゃないの。
ゴミあさりなくなる!
前作のページでも紹介したゴミの山をあさっての宝探しはなくなってしまいました。
これってクレームとかあったのかな。
それとも会議で「勇者がゴミあさりってどうなんでしょうね」って意見があったかは定かではありませんが、本作から普通に宝箱が見つかるようになりました。
評価できる点
前作から全体的なバランスの調整がされており、比較的当時のRPGにしては進行しやすくなっています。
グラフィックに関してはほとんど変化がありませんが、ファミコンには珍しいリアル路線で独特の魅力があります。
またBGMは数段良くなりました。
マイナスな点
このディープダンジョンⅡ勇士の紋章をプレイしてツライところが、フロア全体のマップが表示される魔法もアイテムも存在しないという点です。
『てかがみ』ってアイテムを使えば自分の周囲のみのマップは表示されますが、それだと全体像がつかみにくい。
とにかく同じようなダンジョン構造で迷うので当時はマップを方眼紙に書いてましたね。
今思うとゲームになぜにそこまで情熱と時間を惜しまず捧げられたのかは謎なんですが。
それと今となっちゃ、メッセージの文字が全部ひらがななのがプレイしにくいですね。
独断評価チャート
まとめ
前作からたった半年で発売したにしてはかなり良い仕上がりで前作が気に入ったプレイヤーは十分に楽しめる出来です。
何よりも作り手側がウィザードリィのようなダンジョンRPGが好き!っていうのが伝わってくるのが良いですね。
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