ディスクシステムで発売された数少ないアイスホッケーのファミコンゲーム。
3種類のタイプの選手を編成してチームを作れる点がユニーク。
なんとなく冬になると思い出すゲームで発売日もやっぱり冬の寒い時期でした。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | 任天堂 |
ジャンル | スポーツ |
発売日 | 1988年1月21日 |
価格 | ?円 |
累計売上 | ?本 |
ゲーム概要
2チームがアイスリング上でパックを相手側ゴールへ入れ合うアイスホッケーのルールを基本とするスポーツゲーム。
1試合は3ピリオドで得点の多い方が勝利。3ピリオド終了後、同点の場合にはペナルティショット合戦を行い、それでも同点の場合はゴールキーパー無しで試合を延長する。
各ピリオドの開始時には、両チームから1名ずつセンタースポットに出て、パックをスティックで奪い合うフェイスオフを行う。
メンバー
プレイヤーは、チーム4人の選手をタイプ別に編成して決めることができる。
タイプは・ヤセ型、標準型、デブ型の3種類。
体格と特徴 | ヤセ | 標準 | デブ |
スケーティング | 速い | 平均的な実力 | 遅い |
シュート力 | 弱い | 〃 | シュート力は抜群 |
ボディチェック | 弱い | 〃 | 強い |
フェイスオフ | 上手 | 〃 | 下手 |
コントローラー操作
十字ボタン | 移動、パス、シュートの方向 |
Aボタン | アタック、パス、パックの取り合い |
Bボタン | シュート(押している時間と強さで変化、長押しでフリップシュート) プレイヤーチェンジ(パックに一番近い選手に切り替える) ゴール前の守備固め |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
乱闘
パックの取り合いはAボタンの連打で行うが、長びくとまわりの選手が集まって来てバトルモード(乱闘)となる。この時、どちらかの選手がペナルティ(反則)をとられ、一定時間退場になる。
参加国
以下の6カ国から選択が可能。
しかし、ソ連は崩壊して現在はロシア他に分裂、にチェコスロバキアも分裂してチェコとスロバキアになりました。時代を感じます。
- 日本(JPN)
- アメリカ合衆国(USA)
- POL(ポーランド)
- CAN(カナダ)
- URS(ソビエト連邦)
- TSH(チェコスロバキア)
BGM
オープニングがいつも任天堂スポーツシリーズBGMではなくオリジナルです。
任天堂らしく軽快でおしゃれなジャズテイストが試合を盛り上げます。
ゴール時のBGMがすごく気持ち良い!
ゲームレビュー
バレーボールと同様にディスクシステムのみで発売された本作アイスホッケー。
これまでの任天堂のファミコンのスポーツゲームシリーズとの大きな違いは、チームの選手達に個性がある点です。とは言ってもたった3種類ですけどね。
評価できる点
このアイスホッケー以前の任天堂スポーツゲームは、ベースボールにしても、バレーボールにしても各選手の個性というものはまったくありませんでした。
だから当時としては、それなりに画期的で意欲的なスポーツゲームだったのです。
通常のスポーツゲームにはないアイスリンクのツルツル滑る感覚が楽しく、選手同士が乱闘になったり、ブレイクタイムにはリンクを製氷機で整えるなどの芸の細かさも見逃せない点でした。
マイナスな点
バレーボールほど操作は複雑ではありませんが、コートがツルツル滑るので操作に慣れるまでやや時間が掛かります。
アイスホッケーというシンプルな競技の特性上、ゲームとしては飽きやすいかも知れません。
独断評価チャート
まとめ
日本ではアイスホッケーという競技自体がマイナースポーツですし、本作アイスホッケーもディスクシステムで発売された事から任天堂のゲームとしてはマイナーな存在ですが、かなり良く出来た名作スポーツゲームです。
他のスポーツゲーム同様に2人対戦のほうがさらに盛り上がります。
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