機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | タイトー |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1985年8月1日 |
価格 | 4,500円 |
容量 | ? |
フロントラインは、アーケードゲームからのファミコンに移植された戦場が舞台の割にコミカルなアクションゲーム。
キャラクターも構成も超シンプルながら絶妙なサジ加減のバランスの良さが光る。
ゲーム概要
任意縦スクロールアクションゲーム。
舞台は架空の戦場、敵は無限、味方はゼロ。絶望的な状況の中、主人公の軍曹は敵陣にピストルと手榴弾を使い分けながら、敵や敵の攻撃を避けながら攻め込む。
敵エリアは4つのブロックで構成されている。
- 谷間戦
- 草原戦
- 砂漠戦
- 敵陣
スコアが10,000pt獲得ごとに軍曹が1人追加される。
最後の敵司令部にある大砲は戦車の攻撃の受け付けず、手榴弾でしか破壊できない。
敵陣深くにいる司令部の大砲を破壊し、白旗を挙げて降伏させるとゲームクリア。以降ループ。
軍曹が敵のピストルに当るとミス(歩行時)、敵の攻撃を受けて爆発するとミス(戦車や装甲車)、敵に触れるとミス、軍曹のストックをすべて失うとゲームオーバー。
コントローラー操作
十字ボタン | 軍曹(プレイヤー)のコントロール(8方向)。ピストル・手榴弾・マシンガン・主砲の発射方向 |
Aボタン | 手榴弾発射。戦車・装甲車乗り降り |
Bボタン | ピストル・マシンガン・主砲の発射 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始 |
戦車・装甲車
フィールド上にある青の戦車と装甲車は軍曹が乗り込んで操縦ができる。(どちらが出現するかはランダム)
装甲車の場合、被弾するとすぐに爆発するが、戦車の場合、敵の攻撃に被弾して白煙が上がっている間にすぐ降りれば、ダメージが回復して再び乗り込める。
敵側の戦車と装甲車はピストルで攻撃しても倒せないので、手榴弾か戦車の主砲や装甲車のマシンガンで倒す必要がある。
BGM
BGMが鳴るのはゲームスタート時と相手を降伏させたエンディング時のみ。
昔のゲームとは言えこれはちょっと寂しい。だけどそれが戦場の哀愁を表しているようでもあります。
攻略動画
ゲームレビュー
フロントラインは、タイトーがまだ勢いがあった頃に発売された戦場が舞台のゲームですが、殺伐とした雰囲気はなく気軽に楽しめる作品です。
主人公の軍曹が歩くトコトコというユーモラスな効果音や、ピストルに手榴弾だけを武器にたったひとりで敵陣に突っ込むという完全に罰ゲームというか自殺行為と言える現実離れをした設定も受け入れてしまう緊迫感のなさが良い味出してます。
評価できる点
昔のゲームって強制スクロールが多かったのですが、フロントラインは任意スクロールで敵の様子をうかがいながら進軍(って言っても1人だけど)できるってのが大きいですね。
歩兵だけじゃなく戦車にも乗って攻撃するバリエーションや一筋縄じゃいかないピストルの射程や弾丸の方向も工夫が感じられます。
難易度は当時のゲームとしては簡単なほうでバランス良いのでひさびさにプレイしても楽しめました。
マイナスな点
ひとつの面が短く難易度も低めなので慣れるとすぐにクリアできてしまい、その後も背景が少し変化するだけで同じ構成が続くので飽きがくるのが早いです。
独断評価チャート

まとめ
こののんびりとして雰囲気、シンプルな操作、古い良き時代のゲームって感じですね。
85年と言えばスーパーマリオブラザーズが発売された年と同じなので当時としてもすでにやや時代遅れなゲームだったのですが、普遍的なかわいらしさと楽しさがあるゲームです。
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