タイトルはシンプルに『プロレス』ただそれだけ。
でもそのシンプルさが良いんだ。
ディスクシステムで発売された任天堂のスポーツシリーズ。
機種 | ディスクシステム |
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メーカー | 任天堂 |
ジャンル | スポーツ |
発売日 | 1986年10月21日 |
価格 | 2,980円 |
容量 |
ゲーム概要
プロレスのルールを元にしたスポーツゲーム
プレイヤーは6人の個性的なレスラーから一人を選択して対コンピュータ戦で5分間1本勝負の試合を行う。
レーヤーは、ランキング5位からスタートし、ランキングは試合に勝つと上がり、負けると下がる。
シングルマッチのみでタッグマッチはない。
相手をフォールして3カウント取るか、場外で20カウントしてリングアウトさせると勝利。
5人に勝ち抜くとFWAの王者となり、連続10回防衛するとFWFチャンピオンであるグレート・プーマと対決して勝利するとエンディング。
相手にフォールされ3カウント取られるか、場外で20カウントしてリングアウトになると敗北。
ランキングが6位になるとゲームオーバー。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動、レスラー選択 上 コーナー、リングへ上る 下 コーナー、リングへ降りる |
Aボタン | ピンフォール 打撃 ローリングソバット、ラリアット、 ブランチャー(相手が場外にいる時にロープから離れ) フライングボディアタック(トップロープに登り) 組み +上 ブレーンバスター +下 パイルドライバー +左右 バックドロップ ハンマースルー+左右 ラリアート 防御 フォールを跳ね返す、その他防御 |
Bボタン | 相手を起こす 打撃 パンチ ハンマースル+ ジャンピングニーパット、 フライングニードロップ(トップロープに登り) 組み ボディスラム +十字ボタンの左右 ハンマースルー 防御 フォールを跳ね返す、その他防御 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
得意技と登場レスラー
ワ ザ | レスラー | 操 作 |
エンズイギリ | ファイター隼 | 相手のななめ近くに立ってAボタン |
サマー ソルトキック | スターマン | 相手と組み合い十字ボタンの下+Aボタン |
フライングクロスチョップ | ハンマースルーをかけて十字ボタンの左右+Aボタン/走ってAボタン | |
カラテキック | キン・コン・カーン | 相手の近くでAボタン |
モンゴリアンチョップ | 相手の近くでBボタン | |
アイアンクロー | ジャイアント・パンサー | 相手と組み合い十字ボタンの左右+Aボタン |
ヘッドバット | 相手と組み合い十字ボタンの下+Aボタン | |
かみつき | ジ・アマゾン | 相手と組み合い十字ボタンの左右+Aボタン |
凶器攻撃 | 相手と組み合い十字ボタン下+Aボタン | |
シュミット式バックブリーカー | キング・スレンダー | 相手と組み合いAボタン |
BGM
オープニングは任天堂のいつものスポーツシリーズ。
選手紹介のテーマがカッコ良い。試合中のBGMはスポーツものとしてはかなり独特ですが印象に残ります。
ゲームレビュー
ファミコン初のプロレスゲーム、プロレスの各キャラクターには、モデルになったレスラーがいます。
ファイターハヤブサはどう考えてもアントニオ猪木、スターマンはミル・マスカラス、キン・コン・カーンはキラー・カーンってところでしょうか。
好きだったのが派手な技を繰り出すスターマンと反則ばっかのジ・アマゾン。
スペルがAから始まる場合はザじゃなくジなんだと覚える事が出来たのもこのレスラーのお陰です。
ルールは至って単純で5人に勝ち抜くとFWAの王者になれます。
結構長い試合になる事も多くセーブ機能が無かったのが終盤はややきつかった思い出があります。
それにしても試合が始まる前のBGMはいかにも格闘技って感じがしてかっこ良いですね。
評価できる点
ファミコンのゲームにしては攻撃のバリエーションが豊富で後の対戦格闘技ゲームに通じるものがあります。
例によってこの『プロレス』もディスクライターを使えば500円で書き換えが可能でした。
あーなんて良い時代だったんだ!
マイナスな点
この時代だから仕方がないのですが、レスラーが6人というのはちょっと少ない。
チャンピオンになってから連続10回防衛するのがかなり時間的にも指の体力的にもきつい。
独断評価チャート

まとめ
ファミコンでプロレスをテーマにしたゲームは何本かありますが、その後のプロレスゲームの原点となった本作ディスクシステムの『プロレス』こそが最高峰ではないでしょうか。
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