アニメ『ガルフォース』エターナル・ストーリーのキャラクター設定が原案となっているMSX版を元にしたファミコン版シューティングゲーム。
ディスクシステムでの発売というのがアニメ同様に何ともこの作品のマイナーさを物語っているような気がしないでもない。
機種 | ディスクシステム |
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メーカー | HAL研究所 |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1986年11月19日 |
価格 | 2980円 |
累計売上 | ?本 |
ゲーム概要
縦スクロールのシューティングゲーム。
地上面プラネットステージ160.宇宙面スペースステージ40、敵の種類40種類以上と当時としてはかなりのボリューム。
主人公ラビィが各ステージに捕まっているパティ、ラミィ、エルザ、ルフィ、キャティ、ポニィの6人の仲間を全員助けてからラスボスであるパラノイド大要塞を倒すゲームオリジナルストーリー。
スタート時には、ラビィだけでステージラストにいるボスを倒すとステージクリアし、仲間が1人供出される。
救出した仲間をパイロットに選択すると自機も変形して攻撃方法も変化する。
ステージ | メンバー |
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1 | ポニー |
2 | パティ |
3 | ルフィ |
4 | エルザ |
5 | ラミィ |
6 | キャティ |
プラネットステージ(惑星)とボスのいるスペースステージ(宇宙)というステージ構成でスペースステージをクリアすると次のステージへ進める。
自機が大きいので当たり判定も大きいが、一発アウトではなく左右のウイングが一定のダメージを受けて無くなるまでバリアの役割にもなっている。
ゲームストーリー
広大な暗黒宇宙に存在するパラノイドとソルノイド。
惑星カオスでパラノイドのガルフォース6人が囚われてしまう。
ひとり残されたラヴィは、スターリーフ号に乗りメンバーの救出に向かう。
BGM
スターウォーズを連想されるテーマ曲は当時としてはよく出来ています。
戦闘のBGMは敵キャラの不気味さを表現されており、全体的にディスクシステムのステレオサウンドをいかしたかなりの出来栄え。
ゲームレビュー
正直ゲーム内容自体はあんまり印象がないのですが、当時のゲームとしては珍しいアニメグラフィックがあったのがとても印象に残っているゲームです。
同じファミコンのシューティングのフォース繋がりのスターフォースと比較すると、爽快感、スピード感ともにガルフォースは大きく劣りますが、ここに『ガル(ギャル)』の要素が加わるというのが新鮮でした。
とは言っても助けた仲間のグラフィックが一瞬画面に現れる程度なのですが、
ある意味、ギャルゲーの要素があるシューティングゲームなんですね。
評価できる点
大きな特徴としては、選択したキャラクターによって自機の攻撃方法を変更可能な点でした。
ステージのボス毎に好きなキャラクターを選択して立ち向かえるシステムは当時としては新しい試みでした。
それと原作のデザインを元にした敵キャラの独特の気持ち悪さが良い味を出していました。
マイナスな点
自機がやたら大きく敵弾に当たりやすく、動きも鈍い。
一度ミスると再度パワーアップするまでが面倒で厳しい難易度。
まとめ
シューティングゲームとしては大味ながら、ギャルゲーの要素と攻撃方法をプレイヤーが選択できる点は当時としては画期的なゲームと言えるでしょう。
私は、このゲームの影響で原作となっているOVA「ガルフォース エターナル・ストーリー」も見たし、さらにガルフォースのゲームブックも購入してしまいました。
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