1984年のアーケードゲームを1986年にカプコンがファミコンで発売した西遊記をモチーフとしたコミカルシューティングゲーム。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | カプコン(販売) マイクロニクス(開発) |
ジャンル | シューティング |
発売日 | 1986年2月8日 |
価格 | 4.900円 |
容量 | 320KB |
累計売上 | ?万本 |
ソンソンとは?
強制右横スクロールシューティングゲーム。
プレイヤーは、孫悟空の孫であるソンソン(サル)、またはトントン(ブタ)を6段に区切られた画面を強制スクロールしながら縦横無尽に操作してクリアを目指す。2人同時プレイも可能。
ステージラストにはドクロ模様の壁が砦となっており、全て破壊するまで画面スクロールが止まり20秒以内に破壊するとボーナスがもらえる。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | ショット(攻撃) |
Bボタン | ショット(攻撃) |
セレクトボタン | プレイヤー選択 |
スタートボタン | スタート、ポーズ |
アイテム
ジャンボフーズ
小さなイチゴやスイカ等のスモールフーズを6つ食べると出現する。食べるとボーナス。
Pow
ジャンボフーズを8つ食べると出現する。取得すると画面上をすべての敵がジャンボフーズに変化する。
BGM
西遊記がモチーフなので当然に中国風のBGM。
メインBGMは印象的な名曲です。
単純なシューティングゲームでありながらこのBGMが心地良くてついついやりこんでしまう。
ソンソン(SONSON)の裏技
スピードアップ
- コントローラー1のスタートボタンを押しながらリセットボタンを押す。
- デモ画面でずっとスタートボタンを押したままにする。
無敵
- タイトル画面でコントローラー2の十字ボタンの下を押したまま、コントローラー1のAボタンを36回、Bボタンを6回、Aボタンを10回押す。
- スタートボタンを押す。
ゲームレビュー
ソンソンは、カプコンがまだ弱小メーカーだった頃に発売されたシューティングゲームです。
西遊記ってモチーフが子供心に刺さったのか当時新品で購入しました。
メインキャラクターが孫悟空でソンのマゴだからソンソン、その相方は猪八戒をもじったトントン(この年にパンダの子供トントンが誕生した)という単純明快な分かりやすさ。
評価できる点
スクロールしながら6段に区切られたステージ上でひたすらショットを撃つだけという非常にシンプルなシューティングゲームなのですが、よくある縦スクロールで戦闘機タイプのシューティングがあふれていた当時、中毒性のある中国風BGMとかわいらしいキャラクターが横スクロール移動するタイプのゲームは当時かなりユニークでした。
マイナスな点
このゲームの特徴として敵キャラが多く出現すると画面がやたらと重くなっったり点滅してしまう欠点がありました。
アクションゲームでこれが起きると著しくゲーム性が落ちてしまうのが非常に残念でした。
とにかく登場する敵の数がやたらと多いので処理速度が追いつかずにどんどん遅くなります。
2人同時プレイだとさらに重くなり操作性はかなりヤバイ事に・・・
このソンソンからファミコンの処理速度の限界を学んだプログラマーもいたのかも知れません。
独断評価チャート
まとめ
西遊記なのは結局キャラクターだけなのですが、やはり他のシューティングゲームとは違う魅力があるのは確かですね。
一方、どれだけ画面が重くなってキャラクターが動くのかファミコンの限界に挑んだソフトかも知れません。
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